北欧手相学〜人差し指が教えること
一般的に西洋手相学は手のひらに7つの惑星エネルギーが宿り、それぞれの惑星がギリシャ・ローマ神話の神と結びつき、手の中の各場所の特徴をなすよう読んでいきます。
例えば、
人差し指の付け根は木星。
木星は神々の神ゼウス、またはユーピテル。
木星で表される気質や特徴がそこにあります。
親指の付け根は金星。
金星は愛と美の女神ヴィーナス。
金星で表される特徴がそこにあります。
手のひらについて深めるためには惑星の真意を捉えることが必須だと考え、私は、伝統的占星術(ホラリー占星術)にその答えを求めました。
木星には多くの意味があります。
金星もしかり。
惑星を学べば学ぶほど、手相学の深さを実感しました。
そんな時、北欧神話をベースにした手相学の本と出会います。
手のひらの線や膨らみに北欧神話の神々をあてがい人生を説いていくのです。
手は神様からのギフト
一人ひとりに与えられた宝が記されていて
どのように使って生きるべきかを説く道しるべ
よりよく生きて、よりよく命を閉じる
今日は、そんな北欧手相学の世界を少しだけ紹介したいと思います。
基本三線は枝である
北欧手相学では、手のひらは生命の木(イグドラシル)です。
感情線、知能線、生命線はその木にある枝とされています。
枝はもともと木に生えるもの
基本三線と言われる感情線、知能線、生命線は、持って生まれた可能性であり、立派な木になるには、この3本を上手に使う必要があるとします。
つまり、手のひらの3本の線は上手に生きるための生き方マニュアルなのです。
良い線、悪い線はありません。
その特徴を読み解き、上手に使えさえすれば、良い人生になるのです。
運命線はThread(筋)
基本線とされる運命線は、上述の3本とは違う役割を持っています。
北欧手相学ではThread。Threadとは筋です。
運命線は、自分の力で歩んで行く人生の軌跡
自分で筋をつけるように刻んで行くものだということです。
運命線には、運命を司る The Norns(ノルン)という3姉妹の神様が宿ります。
ノルンの3姉妹は、それぞれ宿命・現在・未来を支配し、生命の樹(イグドラシル)が枯れぬよう常にエネルギーを注ぎます。
運命線は一生懸命に生きてきた過去・現在・未来を意味する線という訳です。
良い線、悪い線はありません。
何故ならば、あなたが頑張って生きてきた証なのですから。
人差し指を司るオーディン
北欧神話のオーディンという神様は、貪欲に知識や情報を集めた神とされています。
それは何故?
公平な判断を下すためです。
多くの智慧を得るために身を捧げた神で、智慧の泉を飲むために片目を捧げたので独眼竜です。
それは何故?
集めた情報が正しいかどうか見極める力を得るためです。
魔術を手に入れるために9日間イグドラシルの木にぶら下がった神でもあり、タロットの吊るされた人はオーディンがモデルとも言われています。
北欧手相学では、オーディンの力は人差し指に宿っています。
人差し指は、人を指し示して導くリーダーシップの意味もありますが、本来は自分の人生を指し示す目標設定の指。
人差し指の使い方を間違えると、人々を間違った方向に導いてしまうかもしれません。それ以上に、自分の人生を違う方向に向かわせてしまうことになります。
自分の人生を正しい方向に導くには、何にも惑わされることなく、公正な判断が必要です。オーディンの逸話は、人生の進む方向を間違えぬよう教えてくれているようです。
まとめ〜人生哲学を解くHASTA®︎
北欧手相学に出会ってから、手相占いに対する概念が180度変わりました。
よくお客様や生徒さんから、北欧手相学の本を紹介してくださいと訪ねられますが、残念ながら北欧手相学の本は存在しません。全く違うタイトルの本に紹介されていた内容を私なりに臨床データを集め、紐解き、体系化していきました。
HASTA®︎ブランドの手相学には、北欧手相学の哲学が組み込まれており、人生を説いています。
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