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私なりのまちづくりの企画書の作り方

企画書の作り方: 遊び心と感性に訴える要素を含めたステップ


1. アイデアの絞り込み

  • 問題意識やアイデアをリストアップ: 日常的に感じている課題や、取り組みたいと思っているアイデアをまず書き出します。これには、社会的な課題、地域のニーズ、個人的に興味があるテーマを含めると良いでしょう。

  • やりたいアイデアを1~3つ選ぶ: 絞り込む際には、自分が心から関心を持ち、実現したいという意欲が湧くものを選びます。この時、実現可能性を考えず、純粋に「面白そう」「やりたい」と思えるものを優先することが重要です。

2. 社会性・公益性の確認

  • 社会にどう貢献できるかを考える: 選んだアイデアが、社会や地域にどう影響を与えるのかを検討します。例えば、地域の課題解決に寄与するか、持続可能な取り組みとして成り立つかなど、広い視点でアイデアの社会的意義を確認します。

  • 公益性の視点: この企画が多くの人々に利益をもたらすかどうかを見極めます。例えば、地域全体の活性化に繋がるか、特定のコミュニティだけでなく広く利用可能かどうかを考慮します。

3. 概要の作成

  • A4サイズ1ページに概要を記述: 企画の目的、対象となる人々、期待される成果を簡潔にまとめます。ここでは大まかな方向性を示すだけでよく、詳細は後で具体化していきます。このとき、企画の新規性や 独創性を意識して残すことが大切です。

  • プロジェクトの意義や魅力を伝える: この時点で、「なぜこの企画が必要なのか」「何が魅力的なのか」を明示します。例えば「地域の自然を活かして新しい価値を提供する」など、具体的な意義や独自性を短く説明します。絞り込むことで、企画の独創性がさらに際立つでしょう。

4. 具体的内容の整理

  • 3~5本の柱を立てる: 企画を成功させるための3~5つの主要な要素を明確にします。これらの柱は、例えば「地域との連携」「参加型イベントの実施」「成果の可視化」といった具体的な行動や取り組み内容です。

  • 感性に訴える要素を考える: この段階で「遊び心」を取り入れます。企画が「楽しいか」「美しいか」「おいしいか」といった感性にアプローチしているかを確認します。関係者が感覚的に楽しめる要素を入れ、企画自体が魅力的であるかどうかをチェックします。

5. スケジュール化

  • 実行可能なスケジュールを作成: 企画の開始から終了までの流れを具体的にプランニングします。どの時点で何を行うのか、また各ステップに必要なリソース(人、時間、材料)を考慮して作成します。

  • 柔軟な調整を行う: アイデアがスケジュールに収まらない場合、スケールを縮小したり、やり方を変更して実現可能な形に調整します。

6. 予算の組み立て

  • 詳細な経費の見積もり: 企画の実施に必要な全てのコストを洗い出します。例えば、スタッフの人件費、広報費、材料費、場所代、その他の運営費など、できるだけ細かく見積もります。

  • 予算に収める工夫: 予算が限られている場合、その中で実現可能な方法を模索します。できるだけ面白い企画内容を残しつつ、コスト削減の工夫を考えます。

  • 内容やスケジュールとの整合を図る:予算を組んだのちに再度企画内容やスケジュールを見直します。

7. 背景・目的の整理

  • 目的を明確にする: 企画の具体的な目的を示します。「何を達成したいのか」「誰にどういう影響を与えたいのか」を明確にし、特に補助金申請などの際には、その目的が条件や審査基準に合っているかを確認します。

  • 背景の明確化: 企画内容を見ながら、企画が生まれた背景や解決したい課題を詳しく説明します。例えば、地域の課題に対する調査結果やデータを引用して、信頼性を持たせます。

8. 時間を置いて見直す

  • 1日ほど時間を置いてから再度確認: 企画書を書き終えた後、1日ほど時間を空けてから、冷静な視点で再度見直します。この時間を置くことで、企画の漏れや改善点、新たなアイデアが浮かんでくることがあります。

  • 早めに7のステップを完了する: 7までの工程をできるだけ早く終わらせ、見直しのための余裕を確保します。企画書を頭の片隅に置きながら過ごすことで、日常の中で新たなアイデアや改善のヒントが自然と浮かぶことがあります。

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