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働く罪悪感。

コロナはだれのせいでもない。

学級閉鎖もだれのせいでもない。

じゃあ、この働きにくさはだれのせい?
だれのせいでもない。でもない…はず。

昨日の午後から次女の学級が閉鎖になった。
学校からお迎えにきてほしいとの着信にも気づかず、仕事をしていた。

気づいたときは、着信があってから、すでに2時間も経過していて、あわてて、小学校へ折り返し、「スミマセンでした」と謝った。

近くに住んでいる母に電話し、小学校へ向かってもらい、次女を預かってもらった。

職場にも、「スミマセン。子どもの学級閉鎖で、お迎えに行かないといけない。早退させてほしい」と謝った。

そして、末っ子長男の保育園でも、「兄弟間の学級閉鎖は登園できません」と言われ、本来は学級閉鎖がわかった時点でのお迎えが必要だったようで、「お迎えが遅くなり、スミマセン」と謝る。

気がつけば、あっちにもこっちにも、謝っている。

商売をしている実家に、朝から次女と末っ子長男を預け、仕事に向かう。両親は預かることを快く了解してくれているのだが、仕事を簡単には休めない自分の状況がなんだか申し訳ない。

「できる限り、子どもたちを見られる方は、家庭でみてください」

「保育料もお返ししますので、家庭でみてください」

日々、報道されるこんなコメントや、保育園からの一斉メールに対して、対応できない自分に、勝手に自己嫌悪。

家庭で子どもを見れる仕事って、一体どんな仕事?

仕事をするから、みんな、保育園に預けているんじゃないの??

「今日、保育園、6人しか来てなかったで」という息子の言葉もぐっさり刺さる。

だれのせいでもないコロナが、働く母をじわじわ苦しめる。そう、だれのせいでもない。もちろん、わたしのせいでもない。

でもね。頭ではわかっているけど、あちこちに謝ってると、なんだか自分のせい?って思えてくるから、悲しい。

一刻も早く、この状況が落ちつきますように。

そして、世の中のお母さんが罪悪感を感じてしまうことが少しでもなくなりますように。

とりあえず、家族が元気に過ごせていることに感謝して、明日も頑張ろう。


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