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びわこ和太鼓楽団への想い

びわこ和太鼓楽団は普段は別々のチームや教室で和太鼓好きが集まった合同チーム。元々は期間限定の合同チームとして、5 年前の 2015 年に 1 回目を行い、翌年に 2 回目、昨年に 3 回目を行いました。
4 回目の今回は期間限定では無く、今回のコンサートを通して今後も継続的に活動していく予定。

今回集まってメンバーは13名で、高校1年生~マダムまで幅広い年代で約3ヶ月間毎週稽古を重ねました。
本当に毎週毎週、みんなで曲作り、チーム作りを進めてきました。

僕が一番想っていた事は、メンバーが演奏終わった後に「楽しかった」「参加して良かった」と思ってもらえる事。

それが一番。

チームがスムーズにいかなかったり、僕がリーダーとしてダメだった事もあったり。

https://note.com/hasshiii/n/n2cd3fb8a5cf6

直前の練習では想いが溢れて泣いちゃった事もあったりしました。
本当に色々あって、でもそれがあったからこそ、チームになって、本番に楽しくできたのかもしれません。

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思い返せば9月の初めに企画して、12月本番。
愛知県の「まといの会」のチームは若手で技術もダンゼン上。
勝ち負けじゃないけど、同じ方向を目指してもダメ。
短期間で披露できるプログラムを考えた時に、びわこ和太鼓楽団が目指すステージは、「演者が全力で楽しむ」という事でした。

演者が楽しさを伝えるじゃなくて、伝わる
楽しさが溢れる感じです。

練習を重ねる中で、他にも思いを込める場面が出てきました。
2曲目の途中でマイクパフォーマンスを入れたいと思い、その役目を今回参加メンバーのマダムさんにお願いしました。

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その方は、普段は教室で和太鼓をされており、最初はチームの練習ペースについていくのが必至でした。
このままいけば、ずっとついて行くだけの感じになってしまうと思い、その方が注目する場面を作りたいと思った為でもあります。
また、その方が一生懸命やっている姿って、同年代のマダムの方たちに元気を与えると思うんです。

そして3曲目。
21歳の兄と高校1年の弟の兄弟での演奏。
兄のコータはプロを目指しており、弟が兄と一緒にこの曲をやりたい!という事で初めて一緒に演奏する事が実現しました。

でも11月の練習時に、なんかイマイチで僕が演奏人数を増やしてみる提案をしました。
けど、そこで兄が、弟がこの曲を2人でやりたい想いを話してくれました。

演奏前に、想いを弟本人がお客さんに話す
「兄に比べて技術はまだまだだけど、兄が作った憧れの曲を一緒に打ちたい」

そうする事で、お客さんの弟頑張れ!の感情を狙い、兄弟愛を感じる事を狙いました。

でもね、直前練習で弟の話す内容が全然伝わらなくて、僕が辞めて方がいいんじゃない?という場面がありました。

「伝わらなければ、思っていないのと同じ」
意味が無いんです。

弟は上手く打つ必要は無くて、一生懸命兄についていく姿が必要。
その一生懸命な姿を「なぜ」している理由を弟の口から説明する必要があるんです。
そんな事を話している内に結構気持ち入ってきて、兄も愛のある意見を言ってくれたりで、はい、私泣いちゃいました。
気持ち入っちゃってました。

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そんなこんなで本番は忙しすぎて弟の話は聞けていませんでした(笑)
ごめんなさい。

最後の4曲目はWAHAHAというタイトルをつけた、文字通り全力で楽しみながら打つ曲。
途中僕がソロで打つ場面があったのですが、その瞬間だけは、びわこ和太鼓楽団メンバーの事だけを想って打ちました。

今回集まった13名。
びわこメンバーでスタッフ業務も分担したりして、本当に濃い3ヶ月間でした。

終わった後は、みんなから“楽しかった”という一言を聞けてそれが嬉しくて、それだけで満足。

今後のびわこ和太鼓楽団の活動方法はまだ決めれていないけど、これからも和太鼓を通した「繋がり」を沢山つくっていきたいなと思います。

みんなありがとうございます!
お疲れさまでした!

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