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【アンという名の少女】シーズン4を作って欲しいと願う話

シリーズ3で突然終了してしまった「アンという名の少女」。

NHK総合での放送もとうとう終了してしまいました。

原作を大胆にアレンジしているにも関わらず、雰囲気を壊さずかつ現代にも通じる問題を取り込んだ秀作でした。

放映からかなり時間も経つので、内容に触れても許してもらえるかなと考え、今日は筆を進めます。

原作を読み返さないまま最終回まで鑑賞したのですが、確かアンとギルバートはクイーン学院まで共に進み、最優秀賞である金メダルと奨学金を分け合ったはず。

そしてアンはマシューから、

1ダースの男の子よりアン

という最高の称賛をもらうのです。その後に悲しい別れが待っているのですが。

このシーンは小学生の頃何度も泣きながら読み直しては、勇気をもらいました。

しかし、「アンという名の少女」ではアンはクイーン学院へ、ギルバートはトロント大学へ進学します。

アンはクイーン学院後、大学へ行ったはずなのですが。

クイーン学院卒業後にアンとギルバートは友達として仲直りをしたと記憶していますが、ドラマではその前に思いが通じ合い恋人として第一歩を踏み出すところで終わります。

ダイアナは原作ではクイーン学院へ行きませんが、ドラマでは無事アンと共に進学します。これは本当に良かった。原作でのダイアナとの距離感が本当に痛ましかったので。

無事、思いが通じ合うまでアンのギルへの手紙はギャグのような形で行方不明となり、

ギルのアンへの手紙はアンの癇癪によって勘違いの方向へ導かれます。

成長してアンの癇癪は少なりましたが、新聞記事の騒動等、時々起こる癇癪を本当に上手に使った素晴らしいお手並みにひたすら感心しました。

私もこのように適切なスパイスを効かせる文章を綴りたいです。

コールも出演するなど最終回を意識した作りではありました。

ただ、カクゥエトの問題は残されたままですし、バッシュと義理の息子や母親とも関係は改善されたかに見えてスッキリはしていない。

シーズン4へ向けての伏線は残されていると思います。

どうして、シリーズ3で止めたのか。

残念ですね。

Twitterでもまだ復活の運動は行われているようなので、なんとか制作の決定が起こらないかなと、願っております。

クイーン学院卒業後は「アンの青春」がベースとなるので、ギルバートの出番は少なくなるはずですが、ドラマなら幼い恋人達のあるあるな葛藤を上手に盛り込んでくれただろうなぁ。

小学校高学年で「赤毛のアン」の続編があると知って「アンの青春」「アンの結婚」を読みましたが、理解できませんでした。

青春を謳歌するアンがギル以外の男性と親しくなるのは許せなかったし、母親となったアンには少女の頃の才気煥発さを見いだせず、がっかりした記憶があります。

ただ、大人になってから読み返すと青春も結婚も心に響きました。

たまの背伸びも良いけれど、種類によっては年相応の読書をしないと本が持つ魅力を見落とすことを教えてくれたのがアンのシリーズです。

「アンという名の少女」の続編が復活しますように。

馬鹿みたいなアン関連の記事を以前に書いたので、紹介をして今日は締めさせていただきます。


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