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友人の母親が素敵な考えだった話

最近、口紅がつかないマスクをチラホラ見かけるようになった。鼻・アゴ・口の3パーツに不織布が分かれたタイプだ。本当に口と不織布がつかないので口紅がつかないだけでなく、呼吸も楽だ。

友人がすすめてくれたものをドラッグストアで見つけたので、すぐ購入。薄いピンク色でデザインも可愛らしい。一枚ずつ包装されているので、持ち運びにも便利だ。

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ドラッグストアで購入したため定価より安く手に入り、ホクホクしていたところ、空き店舗を利用して一定期間様々な雑貨を販売する店で、同じ形のマスクが半値で売られているのを発見してしまった😨

あの時買わなければ、と沸き起こる後悔を抑えつつ白を購入をして家に持ち帰ると、箱のデザインが違う。アリャリャとフタを開けてみると、

個包装ではなかった。友人おすすめのマスクとは別物だったのである!

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触ってみると、友人に紹介されたマスクより柔らかく口の部分のシャッキリ感が足りない。友人から紹介されたものは光沢があり高級感もある。白い方は普通の不織布といった感じ。

だから安かったんだぁ、と笑いながら友人に話したところ、

「いい!それでいい!」

と真剣な表情で言われた。

「母がね、この形のマスクを気に入ってるんだけど、最近ピンクが売り切れちゃうの。年を取ると男女の区別がつかないから、せめてマスクだけは女の子色がいいって、白やピンクしかしてくれないのよぉ」

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友人の母親はとても品が良く、男の子色のマスクをしたとしても立派なマダムとして通用する。それなのに身だしなみへの意識を高く持ち続けているのだ。いや、品の良いマダムだからこそ、意識が高いのであろう。

男女の性差なく、という考えが浸透しつつあり、私もそれには賛成なのだが、友人の母親の「女の子色のマスクをしたい」という考えは可愛らしくてスキ、と思った。

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