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生徒の心を理解するプロで髪型が素敵な養護教諭の話

さて、今日は高校の養護教諭の話。病気や怪我でなくても子供に親しまれているのが保健室である。優しい先生が多いから気軽に立ち寄りやすいのだろう。

高校に入っても保健室は病気や怪我以外でも遊びに行く場所だった。高校の養護教諭はとにかく変わっいて面白かった。

頭も大仏のようなパンチパーマだった。先生同士の対立を話してくれるので高校の中の芸能レポーターの役割も担っていた。

大人と子供の境目のような高校生が先生方へ微かに積もらせる不満を上手に解消してくれていたのかもしれない。

でも、生徒に内情を話しても良かったのだろうか?

本当に不思議なエピソードがあふれ出る高校だ。

この先生は以前「北島マヤごっこ」でも出てきた養護教諭である。熱が39度でも一人で帰らされた。まあ、私が祖母や母に迷惑をかけたくなくて一人で帰ると言い張ったのではあるが。

今なら、SNSで非難されちゃうかも。

つまり、病気だろうと違おうと保健室はよく利用していたのだ。

いつものように遊びに行った時、養護教諭に肩を力強く叩かれた。病気の話からその行動にいたったので、決して暴力ではない。脚気の診断方法だったかな?ここは少し記憶があいまい。

後ろ向きにされてBAAANと叩かれた時の様子を3コマ漫画でご紹介。

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深刻な表情と大仏頭でこうおっしゃった。

「バセドウ氏病かも…」

さあ、私と友達はどうしたでしょう?

もちろん「カルフォルニア物語」の時と同様に調べ学習をまたやったよ!

SNSがなくても調べ学習ってやる気さえあればできるんだな、と昔の自分をえらいと褒めたくなってきた。

しかし、調べ方が悪かったのか、怖い症状ばかりを見つけてしまう。

その場では笑って帰ったのだが、家で一人になると本当に病気なのかとハラハラが止まらない。とうとう正露丸事件で祖母が迷惑をかけたホームドクターへ相談しに行った。

先生は一言、

「そんなわけないでしょう!」

とあきれていた。

たぶん、遊びに来て騒ぐ生徒をからかったんだろうな。

私、目玉大きいし。

医者に行ったことは正直に友達に話して笑いのネタとした。

養護教諭にも言ったが、自分がしたことをすっかり忘れていた。

でもね、大仏のようなパンチパーマの女性が深刻な表情で言うと、お告げみたいに聞こえるんだよね。

面白い先生だったな。頭も行動も。

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