ノッポさんが初恋でした

高見のっぽさんが逝去されたとのニュースを昨日聞き、静かな悲しみに暮れております。

実は「できるかな」のノッポさんが初恋の人でした。

幼少期は祖母に育てられていたため、
昼間は、時代劇とワイドナショー以外、

教育テレビ（現在のEテレ）

という環境でした。

「できるかな」を初めて見たとき祖母に、

「ノッポさんが喋らないのはなぜ？」

と質問をしたところ祖母は、

「話せないんじゃないかね」

と沈痛な面持ちで答えました。

その時の衝撃はものすごかったので今でも覚えています。

なんでも作れちゃうノッポさんが話せない

そのことが心に強く刺さった瞬間、私のノッポさんへの憧れは初恋へと変わりました。

そのため「できるかな」の放送終了後にノッポさんが、喋っている姿をテレビで見た時は裏切られたような気分になりました。

全て祖母の嘘と私の勝手な勘違いから生まれた感情ですが、なんとなく初恋を否定されたような気がして。

しかし、祖母はなんで「話せない」と言ったのでしょう？鬼籍に入ってしまったので確かめられないですし、もし直接聞いたとしても、

「あたしゃそんなこた言ってないね」

と笑いながら言われるだけでしょうが。

まあ、高見のっぽさんは、私の初恋のことなど知らないでしょうが、喋れないと思い込んでいた頃はノッポさんの魔法の手に魅了され、ゴンタくんのワガママっぷりに憤りを感じたりと随分と楽しませていただきました。

2005年の「グラスホッパー物語」で、歌って踊るノッポさんを見ることになりますが、その時は大人だったので懐かしさと共に楽しませていただきました。

ノッポさん、小さい頃は本当にたくさんの夢をいただきました。

本当にありがとうございます。
あなたが初恋の人で本当に良かったです。