【#ふぉれすとどわあふ】三羽 烏さん企画リレー小説
三羽 烏さんの可愛らしい企画に参加します。
テーマはriraさんの
お話の中から「②彼のゆくえ」と
三羽さんの
お話の中から「②姉御マサコの活躍」
歩行者bさんの
お話の中から「②クマの攻撃を避ける未来のために」
で書かせていただきます。
姐御といわれ司令官まで上り詰めたミユの姉マサコ。甘さと苦み、しょっぱさを味わううちに心の底から勇気が湧いてきた。
「星の瞬きは彼の生存を訴えている!」
稲妻に打たれたかのごとく生気を取り戻したマサコはものすごい勢いで走り出した。
「マサコ!どこへ!」
リリアの声も聞こえないほど激情にかられたマサコは変な小人の腕をねじ上げ道案内させ、憧れの男の元にまでたどり着いた。
「マサコ……」
大男はかなりのロマンチストのようだ。久々に会えたマサコを見て瞳を潤ませている。
ドスっ!鈍い音が突然聞こえ大男が唸る。マサコの強烈なキックが腹に入ったのだ。腕をねじ上げられたままの小人もヘビも目を丸くしている。
「ひでぇなぁ……」
「ひどいのはどっちだよ!こっちは手作りチョコレイトまで用意して待っていたのに!悲しくて食っちまったじゃないか!」
しばらくドス!うっ!だけが続いていたが音が弱まる。大男はマサコの怒りを受け入れるためにわざと痛がっていたらしく、どわあふのキックではそれほどダメージは受けなかったようだ。マサコの気が済んだ後は2人してヒシと抱き合い再会を喜ぶ。
「どうしてみんなと帰って来なかったのよ!」
「じつはな……」
と大男が説明をしようとした時、
「大佐はクマさん星人の動向をひとり探っていたのであります!」
と腕をねじ上げられていた小人が言った。
「森の中での偵察活動をするために変な小人と乱暴な大男を演じていたのであります!」
小人はすっかり優秀な部下に戻って報告をし続ける。
「で、これからどうするのさ」
とマサコが問うと、
「クマさん星人を普通のクマと融合させ元の平和な森を取り戻す」
「できるかい?」
「ああ、餅とチョコレイトと、ミユちゃんの作ったバランス栄養食品を使えば……」
男が言い終わらないうちにシュッとなにか飛んできた。
男がパシっと受けとめると、それはバランス栄養食品だった。
「餅もチョコレイトも持って来たわよ!」
「ミユ!どうしてここへ?」
と姉御マサコが驚いているとミユちゃんは可愛らしくウインクして
「だって私、森の雑貨屋さんですもん♪」
と言った。
(続く)
次のテーマは
です。
この形で合っておりますでしょうか?
こちらのお話は
から始まっています。
辻褄が合っていなかったり皆さんの世界を壊していたら申し訳ありません。
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