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みかんの位置を考え工夫を重ねる話

ロックバンド「ねずみ様」の代表曲は「おみかん」である。なんの役にも立たない情報を披露して失敬、失敬。

まあ、姉妹の妄想お絵描きの中でも名前が出てくるくらい、みかんが好きで、今も一番好きな果物である。孫の好物なので、祖母は冬になると特大の段ボールで買っていた。

母は酸っぱい系が苦手で、段ボール買いはかなりの苦痛だったのに、祖母に逆らえず黙々と消費。

私達は好物なので、苦にせず何個も食べていた。ただ、このような買い方だと、沢山食べていても、どうしても幾つかは悪くなってしまう。

好物のみかんがカビたり悪くなったりするのは、とても悲しいので大人になってからは、ビニール入りやバラ売りのみかんばかり買っている。

ただ、11月から1月にかけては、段ボール買いをする。ここ10年近く続く習慣は広島訪問時、大長みかんと出会った時に始まった。

最初に瀬戸内海で訪れた島は大久野島。ウサギが沢山いると聞いて出かけたのだが、何度か訪れるうちに同じ瀬戸内海内の大崎下島が「大長みかん」で有名な島と聞き、10年くらい前に訪れたのだ。

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初めて大崎下島に上陸した時、最初に出迎えてくれたのは柑橘類の匂い。もう、ウットリ✨

農協では、入り口にドーンと試食用のみかんが箱いっぱいに置かれていて度肝を抜かれた。(10年くらい前の体験。今でもワイルドな試食方法は続いているであろうか?)

試食は丸々1個できた。しかも何個でも食べて良くて。食べたらめちゃくちゃ甘くて。

もう買うしかないと毎年、旬になると段ボールで購入するようになった。

本当は2kgくらいでチョコチョコ買いたいのだが、農協が売っているのは5kgと10kg。しかも家庭用は5kgがない😨

腐らせるのが嫌なので、自宅で食べるのにも関わらず贈答用の5kgを買い、早めに食べ切り、3か月の間に何回か買うようにしている。

黄色地に「大長みかん」と書かれてある段ボールが届くとウキウキする。

「朝こそフルーツ」と書かれてあるが、朝も昼も夜も食べますよ!

この甘い「大長みかん」を全て美味しく食べ切るために行っているのが、

みかんの入れ替え

である。

最初に段ボールのみかんを全て出して硬いみかんは下に、柔らかいみかんは上にと位置を替える。

柔らかくなったものから食べていく作戦である。

一時期、新聞紙で箱を作り入れると、みかん同士がぶつからないので悪くならないと聞いて、仕切りとして試してみたが何個か腐った。

多分、新聞紙が温かいのであろう。

今はなにも使わず、食べる時に全部をチェックして柔らかいものから食べ、硬いものは下へ置くように位置を替えている。

全部確認は少々面倒くさいが、傷みそうなみかんを早期に発見できるため、今のところ悪くしてしまったものはない。

段ボール内に余裕がない場合はこの手順を踏んだ方がいいと思う。

段ボールみかんとの闘いは空気と圧との闘いでもある。

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数が減ってきたらこのように、下の段と上の段が重ならないように置けるようになる。好きであるがゆえの腐らせない工夫だ。

「大長みかん」だけには私もこまめになってしまう。

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