【#大切にしている教え】渡し間違いで生れた奇跡の言葉
1. 伯母から与えられた大切な言葉
「小さなことでも喜ぶね」
これは小学生の時に伯母に言われた言葉です。
聞いた瞬間から、この言葉は大切な教えとして現在まで私を支え続けています。
2. 渡し間違いの奇跡
「しまった!」と伯母が叫びました。
小遣いとして5000円札を渡したつもりが、1000円札だったのに気づいたからです。
でも、小学生の私にとって1000円は魅力的な額でした。
「ありがとう!」と小躍りしながら喜ぶ私を見て言ったのが冒頭の言葉です。
重々しく渡したお札が1000円だったと悔しがりましたが、そこまで喜ぶと次も渡したくなると伯母は嬉しそうに笑っていました。
普通に感情を表しているつもりでも私の喜び方はわかりやすいらしく、他の方に「尻尾をブンブン振っている」とよく言われます。伯母にも私の尻尾が見えたのでしょう。
伯母のこの言葉で、私は周囲へ喜びを伝える大切さを知ったのです。
3. 意識して行動する重要性
それまでもすぐ喜ぶ性格でしたが、伯母の言葉を聞いてからは相手に嬉しい気持ちを伝えることを心がけるようになりました。
嬉しい気持ちを伝えると相手はとても嬉しそうな顔になり、私も嬉しくなります。相手を思って行っていても、結果的に私の幸福度が上がるのです。
そのおかげか、これまで周囲の人に恵まれて生きて来ましたし、noteで出会った方々は宝物のような存在となりました。
4. 苦しい時の支え
生きていれば嫌なことも辛いこともあり、そりの合わない人と長時間過ごすなんて普通に発生します。辛くて呼吸のできないことだって沢山ありました。
それでも限界だと感じた時に助けてくれる人が現れるんです。助けがなくてもギリギリのところで自分の進むべき道や解決策が見つかり、前へと進んで来れました。
折れそうになる心を支えて柔軟に対応できる方向へと導いてくれた伯母の言葉があったからこそ、辛いことも幸福度を上げるための糧になったと感じています。
5. 私を認めてくれる伯母の言葉
単純な性格なので伯母に言われなくても喜び方のわかりやすい人間として生きて来れたかもしれませんが、意識をするのとしないのとでは生き方への影響力が違ってくる気がします。
noteでも優しい方々とつながれているのは、
「小さなことでも喜ぶ私」
を伯母が発見し認めてくれたおかげです。
伯母は否定するかもしれませんが、伯母に認められたからこそ「今の私」があるのです。
伯母は2月末に遠くに逝ってしまいましたが、言葉は今も私の中で「大切にしている教え」として残り続けています。
現在も小さな言葉や出来事に私は喜びを見つけ暮らしています。伯母の言葉を覚えている限り私の生活は豊かです。
伯母さん、本当にありがとう。
6. 乗り越えられました
「#大切にしている教え」への応募にあたり、何度も推敲をしたおかげで涙が沢山でました。
日曜日の「#シロクマ文芸部」への投稿で書いていた伯母へのモヤモヤが少し解消できました。noteビジネス様ありがとうございます。
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