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子供の想像力

先日、夫の車検に2歳の息子と同行した。

行った先はトヨペット。
勤めている職場の近くだ。

待機中、息子はお菓子とジュースをもらい上機嫌。その後はキッズスペースに置かれている絵本を見て終始ご機嫌だった。

しかし、帰る間際になってキッズスペースの隣に設置されていたテーブルで3〜4歳のお兄ちゃんが塗り絵をしている事に気づき、自分もしたいと駄々をこね始めた。

そんな息子を見かねて、トヨペットの担当のお兄さんが塗り絵の用紙を沢山持ってきてくれた。
そこには子供向けの様々なキャラクターの塗り絵用紙がファイリングされていて、息子は最近どハマりしているトイ・ストーリーの塗り絵用紙を7枚ほど選び、持って帰ることになった。

そして本題に入る。

その翌日、家で余暇を楽しんでいた時だ。
息子は1人で寝転んで何かを読み上げている。
なんと持ち帰った塗り絵用紙を順にクリアファイルから1枚ずつ出しては、自分で紙芝居のように話を作って読み上げているではないか。

おもしろくて遠目からカメラを向け動画を撮った。

そして翌日、保育園へ連れていく前のこと。
息子は日頃から出発前に「絵本を読んで」と私にお願いして、読み聞かせを行ってから家をでるのだが、なんとその日は「ママこれ読んで〜」と昨日同様、数枚の塗り絵用紙を渡してきた。

もちろん、ただの塗り絵なので、ストーリー性などなく、キャラクターのみの絵である。
私は塗り絵に描かれたキャラクターと、〇や三角マーク等の背景から想像力を働かせてなんとか読み終えた。
後日、写真や動画の整理をした。
そうすると息子が1人で読み上げた塗り絵式紙芝居の動画があった。どんなストーリーになっているのかキチンと聞いた。
なんと、絵には出てこないアイスクリームを関連付けて話していた。

わたしは絵から読み取ることしかしなかったのに、息子は全く異なるシーンでも自分の好きなように話が膨らんでおり素晴らしかった。


考えてみると、絵本というものは沢山の言葉をつかいページによっては長い文章の場合もある。だけど絵はその長い話のうち、1場面しか映し出していない。
なので私がストーリーを作る場合も、絵から読み取れる場面のみを読み上げるのではなく、そこから幅を広げていけばいいんだ
と初めて気付いた。


私の今年の目標である「想像力を広げる」ヒントを2歳の息子からいただいたのだった。





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