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1on1って何?

あるチームの話し合いに参加しているときのこと。

ス「1on1って何? Aさんが定期的に受けてるけどなにが変わるの?」
僕「やってきた前と後で具体的に何もアクションが見られないってこと?」
ス「なにか行動が起きたり、チームに還元されてる感じはないですね・・」
僕「仮にそうだとしたら1on1をしている2人の間で認識がズレてるかもね」

ざわつきポイント

1on1が会話や雑談になっていないか
明確な目的や目標がそこにあるのか
周りから見て変わっていない。は評価できない
・・・成果を出せない1on1ならやらないという選択がベター

あなたは1on1と聞いてどんなイメージがあるでしょう?
「なにか話題を用意しないとなぁ」
「どんなこと話していいかわからないなぁ」
テーマが定まらないままに進められるものはいい結果にならないでしょう。

すべて相手・自分の成長のために使う時間

僕が考える1on1とはまさにこれです。
受ける側・・・自分が成長するための目的・目標を持っている
する側・・・相手や組織が能力を最大限に活用できる可能性を大きく開く
このような認識が2人の間に共通してあるかどうかがとても大切になってきます。

「正直、話をしても何も解決しないんだよな・・・」
「結局モヤモヤして終わるんだよね・・・」
みたいなことになっているとしたら、少なくとも成長にはつながっていませんよね。

1on1とは対話です。
一方的に話が進められているとしたらそれはただの指導です。

ちょうどこの質問を聞いたときに頭に浮かんでいた本をご紹介。

ちょっと変わった切り口のこの本。
1on1を受ける人のための視点で書かれたものです。

有効に時間を使いたいと思っている方
『あなたの成長をあなた自身で勝ち取る』ためのヒントとなるのではないでしょうか??

1on1の目的は何ですか?

誰かと話をするときに『目的』をもって話したことってありますか?
長期的な目的も、セッション毎の目的も、着地点がないものは人件費を2人分使った雑談になることが多い。

そして、「上司と1on1をしてもそんなに話すことがない」という思いがあるとすれば、『1on1を実施すること』が目的にすり替わっていると言っていいでしょう。
こうなっていたら、やめてみる。ことも有効かなと思います。
※雑談をする中で自分の頭の中を話しながら整理したい。という目的が2人の共通認識であればそれは1on1です!

ポイントは1on1が終わったときに自分はどうなっていたい。という目的があるか?

受ける側のマインドセット

「自分の成功を自分で創り出す場」と捉えて自ら主体的に対話をリードする
「今すぐ結果を出すために支援を得る場」と捉えて上司の指示を仰ぐ

仕事では、すぐに結果や方法を知る必要があるときは必ずあります。
そんな時はやはり目的を伝え、対話ではなく教えてもらうことも必要でしょう!

よい1on1とは?

話すことで目標に向かった行動が起こっているか

本書ではこのように定義されています。
1on1とは目標・目的を設定したコミュニケーションであり、マネジメントである。
という前提で考えると

『対話の後で目標・目的に向かった行動が起きているか?』
これはとてつもなく大切な要素だと個人的にも感じています。

経験学習モデルを使ってみよう!

これ便利なんです!
1on1と経験学習モデルの親和性の高さを僕自身とてつもなく感じています♪

著名な組織行動学者であるデイヴィッド・コルブにより、『実例や現象を元に、人の成長は経験により促進される』という考え方から体系化されたものです。

経験・内省・概念化・行動という4つのパーツで作られています

これらのパーツをぐるぐると循環しながら学習のサイクルが回っていく

一見難しそうに思える上記の4つのパーツも、やってみると意外と日本人の気質に合っているのではないかな。と個人的には思います。


『経験』
自分にとって意味のありそうな出来事。仕事を含めた生活の中で印象深い出来事。を話題やテーマとして設定する。

『内省』
先ほどの『経験』のどんな部分が意味ありげに感じたのか?心が動き印象に残ったのか?
経験を通して考えたことやその時の感情、これらは自分にどんな価値があるのかを深堀りするプロセスです。
ここでは相手からの問いの力が重要になります!

『概念化』
『内省』で考えたこと・感情・価値観などを整理整頓するプロセス。               つまり○○だ。要するに○○ということだ。自分はこのような事柄に対してこのようなパターンのとらえ方をするんだな。

『行動』
先ほど概念化した自分の行動パターンや物事のとらえ方から、違う事柄へも転用できることは何かな?
やってみよう!!
※いつ・誰に・どのようにやってみるのか?これも決められる問いを自問したり、相手に問えるとGood!

1on1が自分も相手も互いに成長できる場になることを僕は願っています。
より成長し、楽しくわくわくした仕事は、与えられるものではなく自分で作り上げていくものです!

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