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今日は学校、半日で帰って来ていい?・・・目的と目標の話

それは長男が風邪で3日間寝込み、今日は学校に行けるぞ。という日の出来事。
息子「パパ。今日は学校半日で帰って来ていい?」
僕「怠さが残ってるなら楽しみな、きな粉餅パーティーやって様子で帰ってきな♩」

仕事から帰り
僕「息子に今日は先生と話して帰って来れた?」
息子「ちょっと大変だったけど、なんか午後もやってきた。」
僕「早く帰って休みたかったんでしょ? きな粉餅やったら忘れたやろ!笑」

ざわつきポイント

・彼は質問することで『自宅で体を休める。』という目的を設定した
・達成に必要な目標『先生に怠さがあることを伝え早退する』行動を怠った
・『自宅で休む』目的が『きな粉餅パーティーを楽しむ』にすり替わった
これって・・・あれですな。
個人やチーム課題の筆頭、目的・目標達成ができない。というやつです。

目的と目標の違い

目的と目標ってそもそも皆さんどんな違いがあるか知っていますか?
意味が違う。これは大正解!
では位置関係は?

目的と目標には未来に向かう際の時系列の違いがあります。
まずは言葉の概念から整理してみましょう!

『目的』:何かを行う理由や動機。またその背景にある意図。
『目標』:具体的な成果や到達点。測定可能で、進行状況や成功の確認。

簡単にまとめると目的は行動の理由。目標は行動の結果。

行動した今の繰り返しで未来の目的を達成する

今回の冒頭のやりとりで言えば
朝の時点では、目的は自宅で休む。目標は先生に怠さを伝え早退する。
昼の時点では、目的はきな粉餅を楽しむ。目標は石臼で大豆を挽く。

目的が知らないうちにすり替わってしまうことで、より具体的な行動である目標も全く別物になっていることがわかります。

子供ってすぐに当初の目的を忘れるよね。とか言う話でありません。
いい歳した大人もすぐに目的を忘れます!

目的と目標を理解してぶらさないことが達成するための第一歩であり、むしろほぼ全てではないでしょうか。

僕の目的と目標の例を一つご紹介♪

僕はやりたいことがたくさんあります。
それを満足行くようにやろうと思うと1日が48時間くらいの時間がほしいです。

なにを言いたいかというと、やりたいことを色々やろうとすると睡眠時間を削ってしまい、日中のパフォーマンスが落ちてしまうのです。
そこで、僕は睡眠をとることを業務の一つとして1日5時間寝る。と決めています。

目的:
日中のパフォーマンスが高い状態を維持する(体調が良くないと1on1やコーチングなど他者の話しや感情をきくことが難しいから)

目標:
1日5時間の睡眠をとる(24時-5時のルーティン)

この画像はApple Watchが記録している僕の年間の平均睡眠時間です。
ベッドに入ってから入眠するまでの時間が生体反応から5〜10分程度かかっているのがわかりますが、日々の目標である5時間睡眠は1年間継続できています!!

やり抜く人の9つの習慣

目標の達成を考えるときに、真っ先に浮かんだ本がこれ。
何千という目標達成の心理学研究から得られた9つのパターンがわかりやすく紹介されている本です。

シンプルな方法だからこそ、実際に行動しやすい
行動に移せるから、効果が高い
という印象を受けました。

いくつか内容を紹介してみましょう!

やるべきことが多すぎて、何から手をつけていいかわからないとき、どう考えたら良いのでしょうか?

仕事で目標に向かう前によく耳にするフレーズですね。
これには科学的に実証されている方法がすでにあります。
それがif-thenプランニングという手法です。

方法は超シンプルです。
if(もしXになったなら) then(Yをする)

僕の目標(5時間寝る)で言えば
if(もし24時になったなら) then(ベッドに入る)
ただこれだけです!!

行動を変えたいのなら「やめたいこと」を考えるのではなく「やりたいこと」「やるべきこと」を考える。

よく目標を立てるときに見られるのが
「〇〇しないようにする!」「〇〇をやめる!」
という否定形のもの。

このタイプの目標は、逆に否定したい〇〇な行動を強化してしまうことが研究からわかっています。

そこで上記の否定形を言い換えて「〇〇する」という形に変える必要があります。
「暴飲暴食しない」→「食事の最初にサラダを食べる」
といったように結果的にやめたい行動につながる「〇〇する」を作ります。

今の変換したものを見てもわかるように、どう考えても具体性があって行動に移りやすいのは見てわかります。
つまり、目標の達成しやすさは目標をより具体的な行動まで落とし込めているか?
ということです。

あなた自身やあなたのチームはいかがでしょうか?
前に進むための目的・目標の設定ができている人・チームは必ず伸びます!

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