銀細工作家、佐藤奈穂子さん作「夢見る白鳥」です。胴体と首のプロポーションは実際の白鳥と相同です。図案化された羽とローズクオーツがメルヘン世界の住人の証です。白鳥は力を溜めて首を大きく曲げて、真っ直ぐ前を見据えています。苦悩を抱えながら乗り越えようとする、作者の自画像的作品です。
銀細工作家、佐藤奈穂子さんによるマスク用アクセサリー「探険するカメ」です。カメが前上方に伸び上がっている姿を造形しています。無表情なカメが本能的に探索をしているのを、大げさに「探険」と記述する知的なおかしみが、クセになります。他にも知的なユーモアに溢れる作品が目白押しです。