そして その想いに気付く時、
賑わう季節。 街に笑顔が溢れる。
目の前に沢山アーモンドが積まれて それはまるで夢の様。
・・・宝物になる。
同じものでも、 誰かの想い一つで
誰かの為に、 お互いの関係性に、 あなたの存在に。
些細な物に 価値は存在する。
秋とも冬とも言い難い。 でも、風はもう冷たい。
そんな、 ささやかな幸せを感じながら
どこかで薄目を開けて 待っている子もいるのかな?
中には、 サンタクロースを信じて
だから、僕は今日・・・
プレゼントをするのが とても不思議で。
プレゼントは・・・ 本当の意味を持つ。
だから、何も無ければ 気付かないまま ただ待ち続けたのだろうか・・・ 君の事を・・・
その時、その瞬間 偶然やタイミングで ・・・心は動く。
あの日の観覧車の、 ただ見下ろすだけの景色にも きっと感動しただろう。
街の、 賑わう光景を眺めていた。
せめて・・・ アーモンドの木の花が 満開だったら・・
空が青かったら、 空気が澄んでいたら。
「ふっ」と少しだけ、 心が軽くなる。
もし、素敵な朝なら 誰もが俯かないだろう。
優しい人が傷つく度に、 君は胸を痛めてばかり。
僕も・・・ 君の事を想うと
きっと、君は優しくて。 あの人も優しくて。
ただ、 温かな日差しの下でも、 同じ事を想うだろうか。
君がくれた、 お気に入りの靴を履いていた。
春を迎えたら、君と 満開の桜を見ていたけれど。 その事に意味は無い。
だから・・・ 気にも留めてなかった。
悪い事が起こりそうで、 悪いイメージを 遠ざけたかっただけ。
・・・クリスマス。
お気に入りだったのに・・・
履かなくなったあの靴は、 君からのプレゼント。
あの日から・・・ そう、思えばあの日から
結局、 何も無い道で躓いた。
せめて足場の悪い道で 躓かない様に歩くけど。
長く在すぎたからだろう。 だから、
それはきっと、 何かに麻痺した世界に 僕は・・・
何も感じなかった。
でも、 見下ろした世界には・・・
あの日、観覧車を見上げた。 圧倒されて、ただ乗りたくて。
でも子供達は、 プレゼントに胸躍らせて。
誰もが同じでも無いし、 誰に見下されているのかも。 だから・・・
きっと、 人は人に冷たい。
例えば? 強大な権力の前には・・・
そうかな・・・ どうだろう。
物価も安くなっていて 人に優しい社会!?
本当は、 高くて買えないのに。 気付けば・・・
でも。 ・・・高くて買えない。
きっと今も、 本当は解っていない。