どうせもうすぐ死んでもおかしくないんだから、一度くらい世間を賑わす通り魔や暴行ってあってみたい。そしたら、私のこと偉そうに見下してバカにしてたあいつらを見返してやれるのに。

わかっていた筈でしょ。味方はいないって。味方だと思ってた人達はみんな本当は向こうの仲間だったって。ましてやあの人は○た○の騎士団長。私の手なんかとるはずもないのに。あの時味わった寂しさに慣れてる筈なのに、甦るから涙が出る。今、私はどんな風に見下されてバカにされてるんだろう。

底辺の私に向けられる、明らさまに嘘だと見抜ける言葉以外の好意的な言葉は信じてはならない。信じれば傷ついて苦しくなるくらい泣く羽目になる。毎日、まぶたが腫れるほど泣いて泣き疲れて眠る羽目になる。誰も慰めてはくれないし心配してくれないんだから。今度はと思ってみたけどやっぱり嘘だった。

世の中の男はもれなく私を嫌い。