生きている実感が まったくないから 苦しんでいたのだ どうしてもわたしにとっては 視覚情報は幻影にすぎず 視覚化された世界には現実感は無く 聴覚過剰発達のわたしは 自分の歌声を聴いたとき そこに自分自身の姿を見た 驚くなかれ わたしは初めてわたしを見たのだ それはそれは衝撃的で

中森明菜のミ・アモーレを夜どおし聴いて衝撃を受けている こんな綺麗だったんだ！ 低俗な芸能ニュースでは中森明菜は転落した悲劇の歌姫でしかないけど あたしは聴覚過剰発達につき歌声は容姿のようにそのまま観える 歌うために生まれたこの子を 生命に替えても守ろうとする男は なぜいない？

なにも喋りたくない 秘密保持って意味じゃなく 発語による会話に嫌悪感 だれも話しかけてこないで！ 頭の中で喋るのもイヤ 無意味な自問自答､無意味なコメント あたしの脳内で勝手に騒ぐな おまぇらの見解なんか聞いてないから どぅせすべて無意味 中身見ないで全消去 あたしに静寂を！

頭部の過剰発達！ ニンゲンのアヤマチ､洗脳の糸口だって 頭部だけが過剰に発達しすぎていること わたしは持病への対応のため 頭部への血流を減らす必要があり 結果的に頭部過剰発達から逃れられた 歌ってる記憶がまったくない (歌う自分は別人に思える) のは歌うときは頭は休眠するから