日曜日の夜に生まれた赤ちゃん猫。やや灰色がかった白い赤ちゃん猫。起きている時はいつもおっぱいを探して自分の匂いが付いたのに吸い付いている。ひとみちゃんの脇の方にあるおっぱい。そこでなくて下の方のはお乳が大きくてたくさん飲めるのにやはりいつものおっぱいをめがける。強いよこの子猫。

猫のひとみちゃんの赤ちゃん猫の名前は「パール」宝石のような命だから。今日もねんねとお乳を飲むのを繰り返す。ゴソゴソと動き回ることも上手くなった。じっと見ていた時ギョウザのように閉じていた耳が一瞬でパッと開いた。嘘のようなホントの話。上をむいていた鼻がシュッとした。猫になってきた。

猫は本能で出産し赤ちゃんのケアもできると思ってた。野良猫だったひとみちゃんはまだ子どもなのに妊娠して経験が足りなかった。だからこそ人間が助けが必要だった。生きているような赤ちゃん猫の身体が冷たくなっていたのに激しく動揺した。ご飯の味がせず私の身体も固まった。教訓を生かすしかない。