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性転換以前のことはほとんど思い出せないのだが、昨日知ったのは “彼”の望みは母親と縁を切ることで そのためにはどんな代償も引き受ける覚悟だった 性転換を契機に“彼”はこの世界から消滅 肉体はあたしに引き継がれたので 自殺ではない 記憶喪失して性別も変わったけど 生命だけは守った

アセンションは本当に起こっている 過去がしつこくまとわりついてくる時代は終わる 唯物論が権勢を振るう時代も終わる すると性同一性障害も完全に終わる 思考と感情が女性なら 身体も女性になる 『肉体は後天的には変化しない』はウソ いまあたしの身体には劇的な変化 自分でも怖いくらいの

ウチの彼は艶福家で 近所のセブンイレブンの女の子に きょうはプレゼントを届けに行った 女の子にちゃんと(不審がられず)受け取らせる力量があるのは大したもの 男だった頃なら一緒に行って彼女に『かわいい💕』って言ってれば済んだけど 女が同伴しちゃまずいから あたしは駐車場に隠れてた

性転換まえの最後の夏 婚約を囁かれるほど仲の良い女性が職場にいて、しかも彼女とふたり従業員控室を独占していた 控室の主たる目的は仮眠と着替え 偶然なのか誘惑なのかその日彼女は下着姿で寝そべり股を開き、うっすらと見えたその場所を気持ち悪いと思ったわたし 『女とセックスすんの無理💥』

男性として生きていた“彼”と いまの(女の)わたしは別人 そこから導かれる結論 元々わたしは“彼”にとっての 胸の奥の理想の少女像 男性特有の妄想が具現化した存在 そんなあたしにとって 元々この世は実在しないのです いまや肉体を伴った状態で知る わたしもこの世も幻影であると!

男と女は別の存在 まえは男だったけどいまは女ですとか そんな馬鹿げた設定 あるわけないですから!! わたしの男性時代を知る者は わたしの姿がどれほど変わろうとも 男としか見ない 記憶だけが縁ゆえに “彼”はもういない ここはわたし(女)の舞台 男性時代の縁はわたし(女)の無縁

オカルト修行に本気で取り組むのなら 『この世は仮のものであると知り』 現実世界を生きる“仮の名”と オカルティストとしての“本名”を 別々に設定して別々に生きる 男性としての自分は仮の存在 女性のわたしはオカルト修行に本気 期せずしてそんな生き方だった過去 仮=男性が死んだ今?

何度も話題にしている件の女性と 出会ってから最初の1年は 女の子同士『大大大親友』なんて呼び合う仲でした 彼女を騙してる感覚はまったくなく 真実のわたしが掘り出された感じ 彼女にリアルで会いたいと言われ そうなって初めて わたしは自分が女性の姿でないことに気づき 困惑し狼狽した

古い週刊誌なんか売りたくても値段付かないから捨てるしかないんだけど 男性時代、美少女グラビアを気に入りすぎてて、大量に買い集めた雑誌が山ほど残ってて呆れる 女性ホルモンとか基礎化粧水のほうが大事だろ!? 知らない女の写真なんていらない はっきりいって あたしのほうがかわいい💥