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『猫は宇宙で丸くなる』レビュー

にゃーん☆ (ФωФ) ☆ 欲しかった猫SFアンソロジー古本でげっと☆ 背表紙の番号がまたすごいw

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『宇宙に猫パンチ』ジョディ・リン・ナイ かつて地球の船には魔除けとして(ネズミ捕りのために)猫が乗船していたことがありました。それが宇宙船になったとしても、猫を乗船させる価値は「大いにある」と、大の愛猫家である著者は作品で証明するのでありますw

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『影の船』フリッツ・ライバー もやもやした影と光を感じる程度の視力しか持たない主人公。弱った目にぼんやり映る船内にはびこる吸血鬼たちの恐怖。あれは夢なのか。酩酊と現実の境界を彷徨う。そんな彼を「バカ!ウシュノロ」と噛みつき起こしてくれる黒猫がいた

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『パフ』ジェフリー・D・コイストラ もしも、子猫がかわいい子猫のまま身体は成長せず、知能だけ成長しつづけたら? それって最強ですよね。実際、最強なんです。かわいいのに賢くて強い、自分でガスレンジを点火してマシュマロを焼いちゃう天才子猫のお話。

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『猫の世界は灰色』アンドレ・ノートン たぐいまれな知識を持つがめったに人とは関わらない彼女。稀に難問に応えたりする時は伝説や栄光を授けるきっかけだったりする。しかしその礼を受け取ることはないのだった。一度だけ、灰色の雄猫を貰ったことを除いて…。

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『チックタックとわたし』ジェイムズ・H・シュミッツ カメレオンのように体色を変化させられ、完全に姿を隠せる大型の宇宙猫。子猫のころからその猫型生物を飼っていたテルジーを、意地悪な叔母さんが罠にかけようとして…。という話。天才少女と宇宙猫の冒険譚♪

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『共謀者たち』ジェイムズ・ホワイト 他星の生環境テスト用に連れてこられた実験動物たちが宇宙船内で知性化してしまい、人間たちにばれないようにひそかに共謀して脱出を試みる。 やっぱり宇宙船に猫は必要ということが動物たちの視点でもよくわかるお話。

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『ヘリックス・ザ・キャット』シオドア・スタージョン ちょっと毒っけのあるお話。貧乏化学者と、彼の発明品のガラス瓶に自ら閉じこもったランプの精的な肉体を失った魂と、ヘリックス(らせん)の名を持つ猫との奇妙な関係。猫さん名前は良いのに性格わるいよーw

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『化身』ナンシー・スプリンガー 死と復活を繰り返し、既に八つ目の命も使ってしまった魔法の美猫は、溶けて流れる黄金のように、猫にしかできない速さで走る。カーニヴァル、謝肉祭の夜へ。今度こそ、めぐり合えるかもしれない……。素敵にオトナなファンタジー♪

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『ベンジャミンの治癒』デニス・ダンヴァーズ 余命いくばくもない愛猫の命をもしも伸ばせたら! と、猫を飼う人は必ず思うもの。でも、もし、本当にその願いが叶っちゃったら? というお話。正直「いいなあ」って思うけれど……。はてさてどうなることやら。

短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『ピネロピへの贈り物』ロバート・F・ヤング 叙情SFの第一人者。でも本国じゃほぼ知られていないマイナー作家なのだそう。もったいない。日本のWebマンガや小説のノリに近い方なので、時代を先取りし過ぎていたのかもと思えるライト感ある叙情。そして猫!

最後の話