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呟】お稽古のみでまだ披露できずにある狂言花争 この狂言でわたくしの演るアドの主人が 行き暮れて木の下陰を宿とせば花ぞ今宵の主ならまし と詠む古歌がござるが これが前期のカルチャー教室でお稽古した 狂言薩摩守に所縁の薩摩守平忠度の詠うだ歌と知り いっそうの親しみが湧きましてござる

呟】こんにったカルチャー狂言二十四期の最終日 狂言薩摩守は前回で仕舞いまして 今宵は小舞鴈雁金を一人ずつ舞うて個別の指導など してもらいまする 短い小舞なれば、十二年お稽古で教わって参ったことを思い出し とりわけ序破急を意識しながら、ゆっくり楽しんで舞おうと存ずる

呟】カルチャーでの狂言教室も来月で丸12年となってござる これは即ち島田洋海師が受け持つ教室の歴史でもござる はじめの五年は舞台を知らずただお稽古を愉しんでござった 舞台に立つようになった今もこちらでお稽古をしてござるは 狂言の基礎を繰り返すことと小舞をお稽古するためでござる