人気の記事一覧

かぶら会狂言発表会が終わってござる

狂言のお稽古に終わりはござらぬ

呟】明日はいよいよ狂言社中発表会「かぶら会」でござる 昨日は島田洋海社中の最終お稽古 八年目で初めて披露する狂言小舞『祐善』は和傘を持って舞うのが特徴でござる 後ろには四人の玄人が並んで地謡をしてくださるそうで その謡の力を借りて 力強く優雅な舞を目指してござる

呟】土曜日はカッティングエッヂ狂言を観に西宮へ 今月はこれで六公演の観劇でござる かつて夏は能閑期などと云うていたそうで能楽師は閑だったそうにござる 舞台のない暇に乗じて装束の糊付けや面などを虫干ししていたようでござるが いまや舞台の合間を見ての作業となってござる

呟】狂言のお稽古であれ 謡のお稽古であれ一番好きな処はお腹から声を出す快さでござる 最初の頃の鸚鵡返しも 徐々に覚えてのお稽古も 少々の間違えには構わず お腹から身体を響かせるように 声を出すこと 全身が上手く響かせられると 帰り道の足取りが軽くなるのでござる

呟】ただいまお稽古中の狂言小舞祐善は 舞狂言『祐善』の中でシテが舞う舞でござる 祐善は傘貼り職人の亡霊で 弔いを求めて旅僧の前に現れ最後に舞うのでござる 以前このnoteの中で 雨降りの狂言はないと云うた覚えがござるが 冒頭雨をさけて旅僧が雨宿りするによって 狂言には雨もござる

呟】先月岡山で狂言を披露して半月あまり 次のお稽古まで十日ござる 自身が主となる狂言小舞は観たことはあれど全く手付かず アドで参加する狂言口真似は奉納で演ったことがござるによって 浚いますれば幸い大方思い出せましてござる あとは細部に集中してお稽古重ねまする