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広島から臨む未来、広島から顧みる歴史(17)

【百年ニュース】1920(大正9)3月3日(水) 森戸事件の第一審判決。東京大学経済学部助教授森戸辰男が前年創刊された学術機関誌『経済学研究』創刊号に掲載した論文「クロポトキンの社会思想の研究」が新聞紙法第42条朝憲紊乱罪違反であると起訴され、東京地方裁判所で禁錮二か月の宣告を受ける。

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【百年ニュース】1921(大正10)2月28日(月) 元東京帝国大学助教授森戸辰男が大阪の大原研究所に移籍,翌3月1日神戸発の船で2年間のドイツ留学に出発。森戸は前年論文「クロポトキンの社会思想の研究」が新聞紙法第42条朝憲紊乱罪違反となり巣鴨監獄に収監,独房で3ヶ月過ごした。

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【百年ニュース】1920(大正9)7月10日(土)新人会の第1回講演集『民衆文化の基調』公刊。前年12月に開催された櫛田民蔵,大山郁夫,吉野作造,森戸辰男の四人の講演を収録。新人会は東京帝国大学法学部中心の学生運動団体。吉野作造の民本主義を信奉する黎明会が母体だが、新人会はさらに左傾化した。