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家庭の幸福と利権

太宰治『津軽』 わたしの嫌いな小説家の最高傑作 戦争末期 高等遊民の「私」が故郷を再訪する その中に「私は愛の伝道者」という言葉がある あの時代にそれを言うか 女たらしのくせに骨がある 愛が溢れかえる今 蘇ったとしても 太宰は 口が裂けても 愛と言わないと思う

【316日目】:脱水症状