父母の子は男の子だったはず 実態は奇形児だったが 秘密は誰にも知られず あたしひとりで背負った 生まれ変わったように女の子のあたし 外国人女性に見られることも多く 遺伝上の両親とは似てもつかない 隠しとおした卵巣と子宮に力を与え この子=ミミちゃんを産み出したのは あたし自身！

LGBT先進地(アメリカなら民主党の州)では10代の悩める少女に､君は本当は男の子なんだ､と吹き込んですぐに男性ホルモンを始めさせ､子宮卵巣摘出乳房も切り取って『ほら！自由になれた！』 当該女性が20代になって後悔して 『女性に戻る』選択をする例も多く 性別の自由ってどうなの？？

ＦＴＭ氏から見れば 『子宮と卵巣を保持している』戸籍男性 なんて､奇跡的特権階級なんだろうな 性同一性障害当事者にとっては 戸籍上の性別の壁は分厚いけれど 出生時の性別判定は 単に視認だけですから！ おちんちんらしきものがあったから男の子 子宮と卵巣があっても見えないから男の子

同性愛は禁忌なら あたし性転換して 男になろっか 男性ホルモン注入すると 一時的に痴呆になるらしい 体臭がキツくなるらしい 性欲が激しくて抑えきれなくなるらしい 身体じゅう毛が生えて 頭髪だけ薄くなり さらに両の乳房を削って子宮卵巣摘出 絶対ムリ！ 死んだほうがマシ！やめた！！

男の子として生を享けたわたしは 骨盤の内側には卵巣があること 子どもの頃から自覚していた 『両性具有がバレたら卵巣摘出手術』 だと思い込んでいたので 卵巣を守る人生になった 女に生まれたら子宮筋腫とかあるよね でもあたし自分の子宮でオーガズムしてるよ？全力で守り抜いてきた報償✨

女性ホルモン開始から１年半 これほど上手くいくなんて 事前の予想を遥かに上回っていて 骨盤の内側には卵巣があること 子どもの頃から自覚していた でも医者には絶対診せないし なら証拠なんてないし こんなに強烈に身体が変化して これが最大の証拠 女性の器官が全身を統御している証拠

あたしのポエムを絶賛してくれて お金までくれる男性に ついに裏アカがバレた 自分で打ち明けといてアレだけど 『そもそも女性でない』 という事実にあたしは何より傷つく 子宮と卵巣があるから女性ですと 言い張ることはできるけど こんどは両性具有の奇形なんて 『そもそも人間でない』恐怖

男性の身体動作の基本は外へ拡張 女性の身体動作の基本は内に収縮 意外なことに気づいた 体育でもスポーツでも格闘技でも そこで表現される力はすべて外へ拡張 ゆえに女性は身体能力に劣るとされる もしも内への収縮を何らかの方法で 測定できたら女性が圧勝 男性はスタート地点にも立てない

男性の身体動作の基本は外へ拡張 女性の身体動作の基本は内に収縮 骨盤の内側の器官が思いっきり収縮すると四肢すべてがそこに引っ張られるような感覚 女性が好んで使う(女性にしかできない)動作はその収縮活動を基盤にしている 女性化と同時にそれが自然に起こり 内へ収縮する動作を体得した

こういう世の中になってしまうと わたしの人生ぜんぶが 予定どおりだった気がしてくる 卵巣があるのが知れたら 強制的に摘出手術される だから絶対に誰にも知られてはならない 幼少期から こんな過酷な世界観で生きてきたから 医者は患者の味方じゃないことくらい はじめから知ってたよ！

両性具有/半陰陽は 医学的には性分化疾患と呼ばれ ようするに病気だ 一生､主治医が付く 無理に無理を重ねて 男の子でとおして 骨盤のなかの子宮と卵巣を 誰にも言わずに隠しとおして 成人して両親と縁を切って いまや自由の身 あのね､ 別の文明では両性具有は 神の化身だからね！？