土肥希理子

『のけもの』出演者紹介② 土肥希理子

『のけもの』出演者第二段は、このお話の主人公である2人のうち「子」を演じる土肥希理子さんです。座組中最年少。永榮さんの劇団ケッペキの3年後輩に当たるそうな。

ナントカ世代には今年7月の『粗忽長屋』(完全版)に引き続き、2度目の出演となります。が、その前に、彼女は今のところ世界で数例しか発見されたことのない、ナントカ世代マニアという珍種です。
何でも、高校生のときにアトリエ劇研で観たナントカ世代の

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ひたむきな星屑 夏の気配

階段を上るにつれ明るさが増してくる。踊り場の大きな窓から差し込む光は白くて埃っぽい。会議室5のブラインドから差し込む光。プールの中から見た外の景色みたいだった。まだ少し水の冷たい、塩素じみた夏のはじめの匂いがする。

会議室1からは合唱が聞こえてくる。
はじめ、聖歌かと思った。
ガラスの窓をのぞくと大人がたくさんいて、口を大きく開けて高い声を出していた。
各部屋の使用団体名が書かれたホワイトボード

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ひたむきな星屑 あやこさん

あやこさんはまっすぐで青の似合う人だった。
ひたむきな星屑、ラストは、煙草をくゆらせる青子が幸せだったらいいなあと思う。

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ひたむきな星屑 ロングヘアとバイク

演出家の携帯に自撮り爆弾をしかける二人。
この写真を見ていると、なぜだか子供の頃にみた両親の若かったころの写真を思い出す。
母は髪が長く、父は大きなバイクに乗っていた。

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ひたむきな星屑 裏

舞台が好きだ、
いったん劇場の中に入ると私たちは劇場を出るまで劇場の外で起こっていることを知るよしもない。作るほうも観るほうも。
照明が変化するとき、ジーワと灯体が鳴るのが好き、暗転のときに、プツ……と鳴るのも。
暗転の中転換するときにどうしてもごそごそいってしまうのが好き、存在のしかたなさだなって思う。みっともなくて惨めではずかしいけどそれがいいんだねきっと(たぶん)。

舞台に誰かを送り出すと

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ひたむきな星屑 小屋入り1

人間座のまわりにはいいかんじの家が多いし、猫も多い。
小屋入り初日は天気もよくて、美術はぜんぜん終わっていなかったが、なんだか学園祭直前のような心地よさもあり、演劇、悪くないなと少しだけ思った。

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ひたむきな星屑 人間座稽古2

菱井さんは、稽古のたびにお茶をいれたポットを用意してくれた。
稽古のはじまった4月のはじめはまだ寒くて、菱井さんのいれてくれた温かいお茶がとてもありがたかった。
菱井さんは、人間座での稽古だけでなくいきセンでの稽古の際にもポットにお茶を入れて持ってきてくれる。「帰りが軽くなるからたくさん飲んで」と言う。
公演の終わった5月末にはすっかり初夏の様相で、お茶も冷たいものに変わっていた。

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ひたむきな星屑 人間座稽古1

ところで、「人間座」は劇団名で、「人間座スタジオ」というのがこの小屋の名称なのだが、このひた星の稽古がはじまるまで私はその事実を知らなかった。18歳のころから何度も通っていたのに!
表にはしっかりと「人間座スタジオ」と書いてあるし、看板も出ているので知らなかったわけはないのだが、すっかり「ここは人間座」と思っていたので視認できていなかったらしい。人間っててきとうなもんだな。

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ひたむきな星屑 いきセン

左京東部いきいき市民活動センターは「いきセン」と略します。
全体的に緑色で、学校のにおいがする。

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