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詠うひと こころは詠みて 此処に居り 其の日暮らしの 仮名交じり哉

頭でっかち勘繰りて 疑心暗鬼を生ずれば 七遍温ぬる事も為ず 此の世も疑い尻窄む

吹き荒れし 風は冷たく 存じ上げ 何を今更 云う事も無し

一度口から出たモノは魂持ちて付き纏う 一度放流したモノは悪霊成りて襲い来る

中身在るから飾らない

考える 遣るは他人の 為成らず 情けも知らぬ 丸投げの末

白熊に 青空映える 猿滑

此の世をば 仕舞うは無常の 事なれど 早まる延びる 業のゆく末

大喰らい 秋来ぬかとか 上の空

切羽にて 吾発動す 用心棒

義理立てぬ 目くじら立ちて 人立たず

ことば歌

色々の 彩る色の 来た道は 染めし往く道 吾も色付く

川の流れに 身を任せれば 屹度素敵な 場所に着く そして流れて 流され流れ 何時の間にやら 何処へやら 川の流れに 身を委せたら 結局彼の世の 三途川 変わらぬ此の世に 変われぬ人等 水に流して さあ逝かん

ああ云う輩はほっといて 自分は自分を生きませう 自分できちんと見極めて 何か遇ったら遣りませう

彼の世此の世と成らぬのに 此の世彼の世と成りにけり

秋彼岸 彼の世此の世と いき違え

花向けの詩

守るもの多過ぎて嗚呼我腹括らぬ

花は匂えど露知らず 鳥は囀り嬉嬉と為て 風は吹抜け雲散らし 月は陰りて誰も見ず