人気の記事一覧

日本の反原発主義者は、党派性が強く、日本の原発には、批判的であるものの、中国の原発について、批判的分析をした例は、私を除き、ひとりもいませんが、やはり、昔の核兵器論のように、中国共産党が推進する原発は、正義で、安全で、人民に奉仕する必要不可欠な装置とでも思っているのだろうか?

日本では、1960、70年代、日本社会党などが、「米国の核兵器は悪、ソ連の核兵器は正義」、さらに、「米国の原発は悪、ソ連の原発は正義」と、いまでは、そのような意味不明な主張をする人はいませんが、岩波書店は、月刊「世界」で反原発、中国人が書いた「中国原発大開発」の岩波新書は、刊行。

中国の原発は、外国技術により、国際見本市のような状況にあり、中国は、換骨奪胎により、マネを通して、自国技術化し、レベルアップを図り、形式的・表面的には、具体的に、平均設備利用率が90 %に達していることを考慮すれば、世界のトップクラスの位置にあり、四半世紀後には、米国並み。

中国は、米WH社が設計・建設した100万kW最新鋭受動型加圧水型軽水炉AP1000(APはAdvanced Passiveの略)の換骨奪胎による同型同性能のCAP1000(CAPはChinese Advanced Passiveの略)を開発したとしていますが、完全なパクリ技術。

中国の原発は、欧米とカナダとロシアの技術で建設され、その技術の換骨奪胎による国産技術化、短期間で欧米技術にキャッチアップ、これまで、世界で発生している程度の事故故障は、生じているものの、特に、問題視しなければならない事故は、発生しておらず、最近、EPRで発生した燃料破損程度。

2019/1/27 風をよむ「中国製造2025」