(続き)現実は、考えられないことではなく、事故の様子からして、推定できていたことですが、直接、カメラで、撮影できて、定量的な評価ができるようになったことは、大きな進展です。
福島第一1号機のコンクリートペデスタルの下部の炉心溶融物との接触部のコンクリートが、厚さ1.2 mの約半分が溶け(正確には分解、1300 ℃)、鉄筋が剥き出しになっていますが、鉄筋の溶融温度は、1500 ℃以上ですから、コンクリートが分解し、鉄筋が残っていても、矛盾していません。
(続き)コンクリートペデスタルの下部が、全周にわたり半分かそれ以上も溶けていれば、製造時の安全係数から考え、最大想定地震を基に、耐震計算してみないと、何とも言えないくらい厳しい現実で、2号機の落下溶融物は少なく、心配なく、しかし、3号機は、1号機と同様でしょう。