株式会社コモドのコーポレイトサイト分析・考察
長野県小諸市にあるリフォーム・リノベーションをしている会社、株式会社コモドのコーポレイトサイトの分析・考察をした。
パッと見た印象
サイトをロードしたときに、リフォーム前の建物とリフォーム後の建物が順番に表示されて、魅入りました。歴史を感じた
トップページの会社名が、恐竜みたいでかわいい
一般的なリフォーム屋のサイトと異なり、良い意味で業者感がない。ほんの少しだけレトロさを感じる
写真やイラストから、地域や街と共に歩んでいる印象
制作会社様による解説
こちらのサイトは「デザインスタジオエル」様が制作した。
制作会社のページにこちらのサイトについて記載されていたので、見てみた。
サイト分析・考察
ターゲット推測
東信エリアに住む、古家を所有しリフォームを考えている方(施工事例が小諸だけではなく軽井沢もあるから)
同業他社のWebサイト
株式会社コモド様のWebサイトは、同業他社と一風変わっていることがわかる。同業他社のサイトは「宣伝」や「広告」を前面に押し出しているように思われる。
コモド様は地域とのつながりや心地よさを、言葉だけではなくデザインでさり気なくWebサイトに落とし込んているように思われる。
配色とフォント
フォントは "Lato", "Noto Sans JP", sans-serif;
サイト構成
トップページ
構成としては
ロード後の画面
「リノベーションでうまれるつながり」コモドのリノベ
店舗リノベーション、住宅リノベーション
会社概要
雑貨屋
フッター
物件の写真と、その間を行き交う人々のイラスト。携わった建物と人々とのつながりを表現しているのではないか。上から下にかけてグラデーションで白くなっているのは、昔から今を表現しているのではないか。真ん中に大きくコモドドラゴンのロゴ。左下には街の写真があり、街とのつながりを表現しているのではないか。
全ての写真の角が丸みを帯びていて、やさしさを感じる。
ここまでスクロールして気づいたのは、グラデーションが画面に固定されている。常に上部の色が濃く表示されている。
作字された「リノベーションでうまれるつながり」が味を出している。人の手によって書かれている文字ならではの温かさを感じる。また、文字サイズが「コモロ コモド」に次いで大きいので、特に伝えたいことなのだろう。
文章を読ませるために、敢えて周囲の写真の数を少なくしているのではないか。
文字サイズは16pxでline-heightは2,5em
店名よりも「どのようなリノベーションをしたのか」が一番目立つように記載されている。お店の方の写真も掲載されている。ストーリーを感じる。
「小諸市」とエリアも記載されていることで、地域密着を感じさせる。
会社概要への導線に「コモド」の名前の由来が書かれている。不思議と、続きを読んでみたいと思わせる。
「コモドオオトカゲじゃないの?」がカワイイ味を出している。
打ち合わせをしている場面の写真があり、見ている人に「この会社はしっかり相談してくれそうだ」と思わせる。
電話やメールでのお問い合わせのボタンが大きく、押しやすくなっている。ボタンが大きいのに、デザインのなかで違和感がない。ボタンの中の余白が大きいから、かもしれない。
コモドのリノベ
手書きの円と、その周りを行き交う人々のイラスト。
円は「つながり」や「循環」を彷彿とさせる。
「昔と今が調和した「心地よさ」と、リノベーションを通じて街につながりが生まれていく様子」を、ここでも表現しているのではないか。
見出しを一言のワードで表現している。しっかりヒアリングをしないと、特徴をここまで書けないのではないかと思った。
施工事例
無機質な施工事例ではなく、敢えて人物を登場させることで温かさを感じる。クライアントとのつながりや関係性をイメージさせる。
工事では何を重視しどのような仕上がりになったのか、言語化されている。
BeforeとAfter。Beforeを白黒写真、Afterをカラー写真にすることで昔と今の調和を感じさせる。
施工した店舗を紹介するだけではなく、その店舗でお店をされている方の紹介もある。ストーリーを感じるだけではなく、「街とのつながり」を実感させる。
気づいたこと
「心地よさ」や「つながり」などコモドの特徴とされるワードや表現が、あらゆる箇所で何度も繰り返し強調されているように思えた。この繰り返しが世界観を作り出しているのではないかと思った。
文章は全体的に読んだ人の感性に訴えかけるようなものになっているように思えた。
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