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花粉症のシュタイナー的解釈

こんにちは
ホメオパスのこおろぎです🦗

 3月に入り、春の話題が増えてきました。
と同時に花粉症の声も聞こえてきます。
さて、シュタイナーによる花粉症の解釈は。

 「人間は単なる固体ではなく、90%は水です。人間は本来、水柱なのです。そのために、痰はこの水人間全体のなかに溶けていきます。人体内の水は、純粋で活気のあるものではなくなります。体内の水に痰が溶けていきます。これは、しばしば生じることです。水人間であるわたしたちのなかには、喉の糞や心臓の糞や胃の糞が溶けています。」

 水人間、そして臓器の糞って、なんとも面白い表現。
90%の是非はさておき、体内のかなりの割合が水分ですものね。

「ここで、たとえば花粉症のような病気を取り上げることができます。花粉症はまわりを飛んでいる花粉よりも、季節に関係した病気なのです。」

「春になると花粉症になりやすい人の場合、体内の水は少し薄まります。花粉症にかかりやすい人の体内の水分の嵩は、少し大きすぎるのです。そのなかに物質が溶けていきます。そうして、春に現れるすべてのものに対して敏感になります。とくに、花粉に対して敏感になり、花粉の刺激を特別強く受けます。花粉以外にも、多くのものが鼻に入ってきて、花粉症を引き起こします。花粉症にかかっていると、花粉に耐えるのが困難になります。花粉が花粉症の原因ではありません。花粉は花粉症を刺激するのです。」

花粉症は、花粉という外側が原因ではなく、嵩が増えた水人間、つまりわたしたち内側にあるとシュタイナー。

彼は、花粉症の人にレモンとマルメロから作った調剤を注射したそうですが、その前に確認しなければならないことがあると言っています。
それは、いらないものを排出できる状態であるかどうかです。
汗をかけないとか、便秘をしているとかいう状態では、せっかくの調剤の効果も台無しですものね。

いらないものを排出できる身体であることは、治療以前に重要なこと。
ホメオパシーはそれをとても大切にしています。


参考図書:ルドルフ・シュタイナー『病気と治療』 
     西川隆範訳 イザラ書房


こおろぎ ゆきこ
Holistic Roomはしわたし
/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安
https://fb.me/hashiwatashi.yk 

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