アーユルヴェーダとホメオパシー 1
こんにちは
ホメオパスゆっこです。
今回からしばらくアーユルヴェーダのお話です。
アーユルヴェーダとは、5000年以上前から語りつがれているインドの医学で、世界三大伝統医学の一つでもあります。
「人はドーシャという3つの体質で構成され、そのバランスが乱れることで病気になる」という考え方を原理としています。
どのドーシャが不自然に優勢になっているかを知り、行動や考え方、食べ物や環境を整えていくことでより善い人生を目指す「生命の智慧」が、アーユルヴェーダです。
3つのドーシャはヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれていて、それぞれが空、風、火、水、土という五大元素(エレメント)の組み合わせによって構成されています。
ちなみに、五大元素はこのような性質を持っています。
空:空間、コミュニケーションや調和の性質
風:気体、動きや変化の性質
火:軽さと熱、乾燥、上向きの性質
水:液体、流動性、冷たい、下向きの性質
地:固体、安定性、構造の性質
では、3つの体質とは、どのようなものでしょうか。
1 ヴァータについて
エレメントは空と風で、動きの質。
細く軽い体型で、動作が素早い人。
好奇心が旺盛で、変化を求める反面、飽きっぽいところも。
ストレス耐性が少なく、神経質で心配性の傾向があります。
実践タイプなので、考え込むと身体に問題が出ます。
短距離走者的な行動力で低血糖を起こしやすく、リズムを乱されることでダメージを受けます。
乾燥肌で、寒さが苦手です。
ヴァータが過度に優勢なときは自律神経が乱れているので、ダンスやヨガで調整したり、規則正しく過ごすのがおススメです。
この体質が乱れやすい年代は45歳以降。人生の後半ですね(この時期しか乱れないということではなく傾向と捉えてください)。
ヴァータのバランスを取るためには、冷え対策、低血糖対策、乾燥対策などが大切。
食べ物は、塩味、酸味、甘味のものは合っています。
苦味や渋みのもの、カフェインやアルコールなどの刺激物は避けた方がいいでしょう。
そんなヴァータさんに合うレメディーは、
Ign. イグナシア、Phos. フォスフォラス、Coff. コフィア、
Iod. アイオダム、Nux-v. ナックスボミカなど。
交感神経が優位なレメディーばかり。
主な根本体質は Phos. なので、ティッシュソルトも
Calc-p. カルクフォス、Kali-p. ケーライフォス、Mag-p. マグフォスなど、Phos. 系が多いですね。
動物だったら、
軽やかで、素早くて、寒いのは苦手な猫はヴァータかも!
他のドーシャは次回お話しします。
それではまた♪
こおろぎ ゆきこ
Holistic Roomはしわたし
/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安
https://fb.me/hashiwatashi.yk
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?