To Shave or Not To Shave – 脇毛。

先日、ある動画に出会った。

動画では、まだうらわかき20代の少女が、生活をよりナチュラルなものにしていくに伴って、脇毛を剃らない決断を下すに至った経緯を淡々と説明していたが、そこで私は、立ち止まって考えてみた。

脇毛。

脇毛 – おそらく日本女性の体の中で、一番発毛を拒まれている部位と言っても過言ではない。国や文化によって、どの部分の毛を剃るか、というのは違うので、生物学的に言えば、剃らなくてはいけない理由はないはず。その中で、なぜこうも脇毛は気嫌いされ、それを剃らない!という宣言はセンセーショナルな空気を帯びるのか。なぜ、体毛の中でも、脇毛は剃られなくてはならないのか。メディアのせいでしょ、という単純な理由以外に何かあるのだろうか。

脇毛、女性、とググり、脇毛のむんむんと生える古今東西の女性の姿を見つめること10分、私はあることに気がついた。

脇毛って、エロいのだ。

そもそも脇の下の毛を見られる機会というのは、あまりない。両手をバンザイしたり、薄手の服を着ているときにちらり、と見える程度で、普通にしていれば見られることはない。また、いわゆる”顔の濃淡”には関係がないようで、イタリア系のいわゆる”濃い”顔の系統女性にむっさむっさのが生えているときもあるし、日本の”薄い”顔の女の子の脇に、たわしが茂っている場合もある。

脇毛の濃さ、というものは、顔やその他顔が見えている部分から想定をすることができない。つまり、陰部なのだ。だからこそ、それがちらついた瞬間、ドキっとしてしまう。なんだか、見てはいけないものを見たような気持ちになってしまう。

もちろん、日本で生まれ育ち、思春期を日本文化で経験すると、脇毛というものは根絶されてしかるべき、という考えを植え付けられるため、そのせいで受ける衝撃、というものはある。

だけれども、なんだか本能的に、見てはいけないところを見てしまったために受ける衝撃、というのも、少なからずある気がしてならないのだ。

20分も脇毛の生えた女性を凝視していると、それも悪くないなあ、セクシーだなあ、なんて思えてくる。私はたまさか毛の薄い生まれたので、どんなに放置してもわっさわさ生えることがない。波平の頭くらいになることはあれど、たわしになってくれない。どんなに個人的に努力しても到達しようのない境地があることを見せつけられたようで、くやしくもある。

そんなことを考えた。

みなさんは、女性の脇毛、どう思われますか?


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