【短歌】三度寝【五首連作】

眠たさが支配している休日の意味を成さない読書の退廃

まず先に意味が剥がれてその次に音も離れて滲み出す文字

目を閉じて重力が降る。心臓は月で血は潮 満ち引きする海。

今そこに君がいた気がする夢の感触だけが現に残る

眠たさが支配している休日を有意義にするために三度寝

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