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私が元気なのはコレステロール値が高いから?
20歳の時初めて献血をした。献血すると希望者に7項目の生化学検査成績と8項目の血球検査結果が郵送される。その血液検査結果を見て初めて知ったのだが、私はコレステロール値が高かった。何回献血をしても結果は同じ、コレステロール値は上限値に近い数値だった。母に聞くと母もコレステロール値が高かった。医者に相談すると遺伝的な要素が大きく、食事制限や運動による効果は少ないとの回答であった。
よく歩いたり、自転車で通勤したり、コレステロールの多い食品は避けたり、コレステロール値を下げる食品を使ったり、一応コレステロール値を下げる努力をしながら生きてきた。毎年健康診断のコレステロール値の結果に一喜一憂してきた。母や同僚の体験談から生理が終わるとコレステロール値は一気に上昇することは知っていた。
54歳あたりから生理が不順になり半年生理が無かったりするようになった。すると予想通りコレステロール値がぐっと上がってきた。そして昨年色々あって子宮を全摘出することになった。ついに完全に生理が来ることが無くなった。もちろんコレステロール値は上限値をはるかに超えたままだ。もう少し様子を見て近所のかかりつけ医で血液検査をしてさらにコレステロール値が上がっていたら薬を飲まなければならないかもしれない。
昔読んだコレステロールの本に、コレステロール値が高い人は癌に罹りにくく、元気だと書いてあった。薬を飲んでコレステロール値を下げたら、もしかすると私は元気が無くなるかもしれない。少し元気が無いくらいがちょうど良いのかもしれないが、もう少しコレステロールについて研究し、薬を飲むかどうか決めようと思っている。
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