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中国の化粧品ブランド「玛丽黛佳(MARIE DALGAR)」のプロモーションをご紹介!

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。本日は中国の化粧品ブランド「玛丽黛佳(MARIE DALGAR)」が実施したプロモーションをご紹介したいと思います。

玛丽黛佳は他の化粧品ブランドと違って、これまで芸能人の起用やテレビ広告等、メジャーなプロモーションを一切実施したことがないにも関わらず、中国国内で人気が高い化粧品ブランドです。しかも、中国ブラントとしては初めて、フランスのブランド「セフォラ」の傘下となり、過去2年連続「天猫・W11中国国内コスメブランド売上NO.1」を記録しました。

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過去の記事でもご紹介しましたが、玛丽黛佳は日本のキャラクター「ちびまる子ちゃん」とIPコラボし、「女性用のリキッドファンデーション」と「男友霜(男性用の乳液)」を発売しています。それだけではなく、2017年には玛丽黛佳は有名のファーストフードチェーン店「ケンタッキー」ともIPコラボし、「限定口紅セット」を発売したこともあります。セットに含まれていたのは、「イチゴの味がする口紅3個」「ケンタッキーのソフトクリーム無料券3枚」「ソフトクリームの形をしたポーチ」「おしゃれなキーホルダー」でした。

ケンタッキーとのIPコラボセットは、発売スタートからわずか30分足らずで1万セットを売り上げるほどの大人気商品になり、当時天猫での3日間の売上額は1,250万元(日本円約1億8,000万円)に達し、見事「天猫のコスメランキング」の中で1位に選ばれました。IPコラボは分かりやすく消費者の購入意欲をそそるプロモーション手法ということが分かります。

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また、玛丽黛佳はこれまで中国の各都市に「コスメ自動販売機」を設置していました。自動販売機の設置場所は各都市にある百貨店です。商品は主に女性が好む口紅を中心に販売し、値段はとても安く、5元(日本円76円)~10元(日本円150円)の間です。この自動販売機の人気はとても高く、わずか3日間で1,600個も売れていました。

ただし、この自動販売機はただ単に商品販売を目的にしているわけありません。自動販売機を通じて、若者に人気の口紅の色やブランド、デザイン等の情報をデータとして収集し、商品開発やマーケティングに生かしているのです。また、商品を購入する際に、消費者は必ず「玛丽黛佳の公式wechatアカウント」をフォローしなければなりません。wechatをフォローさせることで顧客を囲い込み、CRM、定期的な情報発信によるブランディングなどに活かしています。

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玛丽黛佳は芸能人の起用やテレビ広告を実施しない代わりに、今現在最も若者の間で流行ってるショートムービーアプリ「抖音(TikTok)」を利用したプロモーションを展開しています。2018年には、「一键秒出色(ワンクリックで色が出る)」というチャレンジイベントを開催しました。(直訳ですみません~笑)

イベント内容は、玛丽黛佳のオリジナルビューティースタイル「鬼马蘑菇刷(キノコブラシ)」を使って、「一键秒出色」を話題に動画制作・投稿した人に対して、「キノコアイシャドウ」を無料プレゼントするという内容です。このイベントに参加した人数は約75,000人で、合計露出度は2.88億回に達していました。動画で楽しめて、かつ運が良ければ無料でコスメがもらえるなんて嬉しい話ですよね。

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以上、中国の化粧品ブランド「玛丽黛佳」が実施したプロモーションのご紹介でした。ほかにはトップKOL「李佳琦(オースティン)」と年間契約を結ぶなど等、消費者の変化に合わせたプロモーションを実施しています。気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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