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中国のフェイスマスクブランドが実施したプロモーションをご紹介します。

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。中国国内の化粧品の需要が高まる中、メーカーも次々と新商品をリリースしています。そのため、メーカーは自社ブランドを消費者に覚えてもらうため、常にヒット商品を創り出していく必要があります。本日は、中国のフェイスマスクブランドが実施したプロモーションの事例を4つご紹介したいと思います。

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(1)一叶子(one leaf):テレビ番組のスポンサード

一叶子は「上海上美(CHICMAX)」傘下のフェイスマスクブランドで、植物のエキスをメイン成分として開発したスキンケア商品です。一叶子は、「火星情報局」という大ヒットしたバラエティー番組のスポンサーを務めたことをきっかけにして、知名度を一気に高めました。2017年には、中国のテレビチャンネル「湖南卫视(湖南テレビ)」で放送されていたバラエティー番組やテレビドラマのスポンサーを務め、当時人気があった若手俳優が出演するテレビドラマに特に力を入れてプロモーションを実施しました。このような戦略が当たり、「販売したフェイスマスク4枚のうち、1枚が一叶子だ」と言われるほど爆発的な売上を記録しました。

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(2)膜法世家(モーファシージャ):芸能人の握手会

膜法世家のフェイスマスクの特徴は「無添加」です。シートマスク、泥パック、洗い流すパック、洗い流さないパックなど、商品の種類が多いブランドです。膜法世家は「ラブソング王子」と呼ばれている歌手の「薛之谦(ジャッキー・シュエ)」を起用し、ファンの握手会を利用したプロモーションを実施しました。「女性なら誰でもプリンセスになりたい」という女性の心理をうまく利用し、「薛之谦のお姫様」と題した握手会でオリジナルフェイスマスクを販売しました。この握手会は、薛之谦にとっても、膜法世家にとっても双方win-winですね。

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(3)美即面膜(MGパック):ディズニーとのコラボ

MGパックは「肌に一息を」というコンセプトに、開発されたフェイスマスクです。2014年、MGパックは、ディズニー作品「アナと雪の女王」と期間限定のコラボ商品を販売しました。ディズニーのファンは中国でも多く、特に年齢層が18歳~39歳の女性ファンがコアなファンのようです。MGパックは「アナと雪の女王」の「姉妹愛」をコンセプトに、SNSで「親友とのストーリーを語ってください」というイベントを開催し、最も感動するストーリーをシェアしたユーザーにMGパックの商品プレゼントするというプロモーションを実施、友達同士の参加者が非常に多く、口コミ拡散の効果も抜群だったようです。女性消費者の心を掴んで動かしたとても面白いプロモーションですね。

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(4)自然堂:あえてワールドカップ期間を狙った

中国の女性は男性ほどワールドカップに興味がなく、その期間になると、夫婦やカップルの間の会話が少なくなるくらいです。そこで、自然堂はあえてワールドカップをコンセプトにした期間限定のフェイスマスクを販売しました。理由は、ワールドカップ期間中は、競合他社は基本的に、女性向けの商品を大々的に宣伝しないのため、自社商品のプロモーションを大々的に打てるからです。この「鬼の居ぬ間に作戦」が大成功し、ブランドの知名度を一気に高めました。

以上中国のフェイスマスクブランドが実施したプロモーションでした。他にもたくさんの事例がありますので、今後紹介していきますね。気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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