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口紅王子「オースティン」のアシスタント「付鹏」がライブ中継を退職?

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。ゴールデンウイークが終わりましたね。私は今年は毎日自宅で過ごしていましたが、皆さんはいかがでしたか?ゴールデンウイークと言えば、5月6日にある事件で中国国内が大騒ぎになっていました。

口紅王子「オースティン」は皆さんもよくご存知だと思いますが、彼の相棒「アシスタント・付鹏(フーパン)」は知っていましたか?オースティンのライブ中継を見たことある人ならきっと分かると思いますが、付鹏は常にオースティンと一緒にライブ中継を行っているアシスタントで、人気もそれなりにあります。

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5月6日、付鹏は自身のweiboで突然引退宣言をしました。これまで常に2人でライブ中継をやってきていたので、ファンの間では「2人で1人」という認識でした。発表された昨日は、「付鹏がいなくなるなんて寂しくなります。」という声が殺到していました。実際のところは、付鹏はライブ業界を辞めたわけではなく、オースティンの会社の株主としてこれからバックヤードをメインに活動をしていくということのようです。

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では、なぜ付鹏はオースティン唯一のアシスタントとして、こんなにもファンから好かれているのでしょうか?

(1)性格は正反対、コンビとして「ちょうどいい」

オースティンと付鹏の性格は正反対ですが、最高のコンビです。オースティンはせっかちな性格で、普段早口になりがちですが、逆に付鹏はゆったりなタイプです。話すときも食べる時もゆっくりで、映画「ズートピア」の中のナマケモノに似ているとファンから言われています。

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普通に考えると、性格が正反対だとコンビネーションが悪くなりがちですが、この2人はお互いの色を出しつつ、コンビネーションは最高です。

あるライブ中継の時、オースティンが商品を紹介する時に言葉選びに失敗し、「田舎者」と言ってしまったのですが、付鹏はすぐに察して、ライブ中継中に視聴者に謝りました。また、オースティンがライブ中継でパジャマを紹介している際に、大きめのサイズの売上数が普通サイズよりも多いため、オースティンは「ライブを見てくれた女子たちはぽっちゃり系が多いですね」と再び言葉選びに失敗し、それを察した付鹏は「ほとんどの女子はパジャマを選ぶときに大きめのサイズを選ぶんですよ。」とすぐにフォローをしていました。付鹏はオースティンよりもっと繊細で気配り上手なのです。

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(2)2人の過去、支え合うこと

付鹏はオースティンと同じく、ライブ中継業界に入る前までは、プロのビューティーアドバイザーでした。オースティンがまだ一般店員の時、付鹏はすでに店長まで上り詰めていました。業界が同じだったことから2人は昔から友人関係で、2016年、上海に来た二人は共に仕事するようになりました。

オースティンを成功させるため、付鹏は裏でたくさんの努力を積み重ねました。ライブ業界に入りたてのオースティンのライブ中継は全然人気がなかったのですが、付鹏は裏でたくさんの弾幕を打って、ライブが盛り上がっているように見せていたのです。有名になるまでのオースティンは給料が少ないため、初めてペットを飼う時のお金も付鹏から借りたり、初めて上海に来た時は付鹏が何十時間も運転をしたりしたそうです。オースティンの輝きの背後にあるのは、付鹏の支えだったのです。

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(3)オースティンのとなりにいるのは、ずっと私だけ

オースティンが有名になることにつれて、付鹏の仕事量も多くなりました。資料整理、ミーティング、価格設定、原稿準備など、すべて付鹏が担当していました。オースティンの知名度から考えると、これらの事務作業は膨大な量ですよね。それでも、付鹏は弱音を吐かずに「アシスタント」の仕事をうまくこなしていました。

2019年、「焦げ付き防止パン」事件がオースティンのライブで起こりました。オースティンがライブで「絶対にべた付かない、焦げ付き防止!」と自信満々にフライパンを紹介した直後、試しに入れたたまごが焦げてフライパンにくっ付いたのです。これはライブ中継にあってはいけない「大事故」で、連日話題になっていました。当時たまごをフライパンに入れて実演していたのが付鹏だったため、一部の人たちは「付鹏のせいでオースティンの名前に傷がついた」とネット上で付鹏に対して誹謗中傷をしていました。

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付鹏はネット暴力に対して、「どんなに嫌われても、オースティンの隣にいるのは永遠に私だけだ」と自身のweiboで発言をしました。この行為は、2人の絆の深さと、オースティンのアシスタントである自分を誇りに思う彼の気持ちだと私は思いました。

ただ、「オースティンのとなりにいるのは永遠に私だけ」という言葉は、5月6日で幕を閉じました。

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「残念」、「寂しい」、「嫌だ」と数多くのファンたちがコメントをしてますが、私的には、付鹏は永遠にオースティンのとなりにいると思っています。ただ、形が違うだけで、これから先もオースティンを陰ながらサポートし続けるのではないでしょうか。

本日の中国トレンド情報紹介は以上です。気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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