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日本の声優は中国でも大人気!中国の声優事情をご紹介!

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。日本のアニメは世界中で愛されていることは皆さんもご存知かと思います。中国でももちろん日本のアニメは大人気で、数多くの「アニオタ」が存在します。中国の「アニオタ」は単純にアニメが好きなだけではなく、日本のアニオタと同様に声優にも情熱を注いでいます。本日は、中国の声優事情をご紹介したいと思います。

中国には動画サイトが数多くあり、インターネット環境さえ整っていれば、字幕付きの日本アニメをいつでも見ることができます。(合法か非合法かは、ここでは触れません!)日本でそれほど有名ではないアニメも、そのほとんどが字幕付きでアップロードされています。このような状況なので、「アニオタ」は中国で年々増加傾向にあり、日本のアニメは男女問わず幅広く愛されています。さらに、中国の「アニオタ」は、日本を上回るほど声優に対して熱狂的で、特に中国人女性の日本人男性声優に対する愛情は、本当に驚かされます。女性向けの作品(いわゆるBL系)も豊富で、そこから声優にはまる女性も数多くいるようです。

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実は、日本人声優が中国で人気になったきっかけは、2009年に行われた「山口勝平さん」「成田剣さん」のイベントがきっかけでした。内容は、日本で行われるファンミーティングとほぼ同じで、2人によるトークショー、2人への質問、ファンのリクエストに応じた名セリフの実演等などでした。イベント内容はいたってシンプルなものでしたが、ここで2人が実演した名ゼリフというのが、80年代生まれ、90年代生まれの中国人にとって幼い頃に見ていた思い出深いキャラクターだったため、イベント後の反響が物凄く大きかったようです。

※山口勝平さんは、アニメ「犬夜叉」の中の犬夜叉役、「らんま1/2」中の早乙女らんま役、「名探偵コナン」中の工藤新一役等の名作に出演。

※成田剣さんは、「犬夜叉」中の殺生丸役、「コードギアス 反逆のルルーシュ」中のジェレミア・ゴットバルト役に出演。

このイベントがきっかけで日本の声優を招いてのイベントも頻繁に開催されるようになりました。これまで、中国現地のアニメ、漫画系のイベントにゲストとして日本の声優は招かれることもありましたが、ここ数年は中国ファン向けの声優イベントやコンサートが活発になっているようです。

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さらに、近年は、中国制作のコンテンツに日本の声優を起用するという動きもあります。中国最大級の動画サイト「愛奇芸」が制作、配信した番組「愛奇芸相談室」「小野友樹さん」「小野賢章さん」が出演されていました。お二人は「黒子のバスケ」等のアニメに出演したことがきっかけで、中国で人気になりました。中国の「アニオタ」にとって、自分たちがターゲットとされて、好きな声優さんの番組が制作、配信されるというのはとても嬉しいことですよね。

以上、中国の声優事情のご紹介でした。中国のアニメ産業はそろそろ日本を追い越すのではないか、というくらい急成長をしています。ただ、中国で「声優」という職種の概念が今までなかったため、中国の声優業界はまだまだ発展途上の状態です。なので、日本の声優は中国の「アニオタ」にとって、まさにアイドルのような存在です。今後も日本人声優関係の人気はまだまだ広がっていきそうな予感がしますね。

気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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