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Webデザイナー3年目の月収・年収・1日のスケジュールなど、すべてを公開します

Webデザイナーって儲かるの?
働きやすいって聞いたけど、どんな1日を過ごしてるの?

Webデザイナーを志す方にとっては、実際の数字や過ごし方は気になりますよね。

今回はWebデザイナー3年目の私の、給料やボーナス、1日の詳細な過ごし方など、すべてを公開したいと思います。
ぜひWebデザイナーとして就活される際の参考にしていただければと思います。

デザインしたりプログラミングしたりもするけど
打合せしてることがいちばん多いです

筆者の学歴・経歴・採用条件は?

学歴:四年制大学 工学部卒
経歴:自動車関係の設計4年→2年無職→職業訓練→Webデザイン制作会社
採用条件:未経験歓迎、自社育成、正社員、残業なし、年間休日122日

職業訓練に通ってる時間はいらなかったです
Youtube見て独学して案件取ってみるのが最短ルート
Webデザインは簡単だから誰でもサクっと学べます
(その分給料も安いです)

Webデザイナーのリアルな月収と手取りは?

月収:¥214,000(基準級160,000+能力給54,000円)
手取り:¥174,400
住処:北陸の小さなまち

少ないですよね、でも世の中の相場がそもそもに安いんです
そこから会社にピンハネされるから地方で20万弱、都心でも25万円ぐらい
Webデザインはもう儲かる業界じゃないです

Webデザイナーのボーナスと年収は?

ボーナスは年2ヵ月ほどもらえればラッキーです。貰えてないWebデザイナーも多いような?
正社員でもフリーターに毛が生えた程度の恩恵だと思います

ボーナス(6月):¥248,000
手取り:¥196,000

ボーナス(12月):¥218,000
手取り:¥174,000

年収:¥2,942,000

Webデザイナーの副業売り上げは?

副業として気軽にできるのがWebデザインの強み
1日で終わる案件も多いから、気が向いたときにできます

年間売上額:¥1,622,000
経費:¥247,640
利益:¥1,374,360
実働時間:650時間(休日出勤80日相当、時間外月55時間相当)

最後に副業の売り上げはこんな感じ。
ここに関しては完全に私の実力不足です。
もっと上手いWebデザイナーは倍、3倍以上の売り上げを叩き出せると思います。

時給換算で2100円ぐらい。みなさんなら1年ぐらいの勉強で余裕で超えられると思います。

給与とあわせて年収にして¥4,316,360。
毎月60時間近い時間外労働をしてこれです。

私は少ないと思いましたが、みなさんはどう思われますか?

Webデザイナーの1日の過ごし方は?

一般的な私の1日の過ごし方

さて、年収では散々でしたが、ここからはWebデザイナーの美味しいところです。

まずは9時-18時の業務スケジュールですが、午前中で一気に制作してしまうことが多いです。
午後からはアイデアが出てこないのと、眠くてやる気もないので、外出してカフェで時間を過ごしたり、オフィスで仕事をしているフリをしながらネット記事を見て過ごしています。

やることさえやっていればあとは自由
実力主義はありがたい反面、長く働いても旨味はないです
給料も周りとほぼ一緒(あるいは上下が激しいです)

仕事が俗人化しやすく、誰が何をしているかは誰もよくわかっていないです。つまり振られた仕事さえこなしていれば、何をしていても何も言われないわけです。

また最もやる気の出る朝と夜は副業の時間にあてて、本業は安定のため、副業は利益のためというすみわけをしています。

これだけヌルい働き方ができる可能性が高いのも、Webデザインの魅力の一つだと思います。

Webデザイナーになって後悔はある?

とはいってもWebデザイナーになって後悔がないわけではないです。
特に年収が少ないことはかなりダメージが大きいです。

1人で生きていくには300万円で事足りますが
結婚や子育て、一軒家の購入を考えると
300万円では不満がでることが多いです。

まずは結婚。
結婚相手に自分の年収を打ち明けるのが非常にストレスでした。
「あ、こいつ稼げない男なんだ」という目は避けられないです。

年収で人柄を見られることは避けられない

次に子育て。
生活レベルを下げずに育てられるのは1人が限界です。
それでも外食や旅行の頻度はかなり落とさないと厳しいんです。

最後に一軒家の購入。
不動産屋やハウスメーカー、銀行に年収を伝えなければならない時がありますが、担当者によっては「ああお前はその程度ね」といった態度になることもありました。

収入は資本主義社会を生きる人間のパワーそのもの。
これが低くなってしまうのは、厳しい場面もあります。

JavaScriptやPHPといった言語を取得がおすすめです
Webデザイナ⇒Webプログラマはよくあるステップアップ
コミュニケーション能力が高いならWebマーケターやWebコンサルも視野に

さらにWebデザイナーはほかのIT系と比べると、収入が少ない傾向にあります。IT系の足掛かりとしてWebデザイナーを選ぶのは良いとは思いますが、生涯の職とするには、やや戦闘力不足だと感じます。

もう一度就活するなら何に気を付ける?

『未経験歓迎!』や『自社で育てます!』といった謳い文句の会社には就職しないですね。

確かに未経験から使い物になるまで面倒は見てくれましたが、成長に頭打ちがあるんです。簡単な仕事ばかり用意され、給料も薄っぺらい。自分で創意工夫する機会が極端に少ない。バイトの延長線のようなものだと思ってください。

大きな裁量と責任をもって仕事ができる環境が大事
簡単な仕事はそのうち莫大な不安に姿を変えてゆきます

それよりも自分に裁量権があったり、大きいプロジェクトの一員として働けたり、新しいことに次々挑戦できる環境を求めていきたいですね。どっちのみち未経験からでもなんとかなります

Webデザインはいたるところにぬるま湯があります。
ぬるま湯は出ようと思ってもなかなか出られないし、ゆっくり冷めていっている現状に気づくことができない。
気づけば冷や水の中で凍え死ぬ未来がやってくるでしょう。

Webデザインに限らず、歩み続ける人がキャリア的に成功していきます。
『働きやすいから』『簡単だから』『ちょっとの努力でできるようになりそう』こういったモチベーションで就活をするのはオススメできないですね。

最後に

Webデザイナーは収入が低めではあるがヌルい働き方ができるため、贅沢はしなくていいからしんどい思いもしたくないという人にはハマると思います。独身だったり子供は絶対作らない人にはビタビタです。

私も20代はこの考えでWebデザイナーを選びましたが、結婚し子育てや持ち家が見えてくると、Webデザイナーという職の魅力は薄れつつあります。

Webデザインの難易度が落ちて、Webデザイナーの人口は増えました
もはやバイトと同じような『誰でもできる仕事』になりつつあります
10年後のあなたは、楽な仕事をしている今の自分を許してくれるでしょうか?

人生何があるかわからない。価値観も変わっていく。
今、結婚しないと思っていても、意外な縁があるかもしれない。

そうなったときに20代をヌルく生きると、30代以降がキツいです。
Webデザイナーなら成長できる会社、IT関係ならせめてJSやPHPを学んでWebプログラマあたりを目指すほうが後々幸せでしょう。

いかがでしたか?
一時は自由で稼げる業界だったWebデザイナーも、今は自由ではあるものの給料の低い仕事になってしまいました。
ぜひこの機会に、ご自身の仕事に関する価値観と、すり合わせてみていただければと思います。

みなさまの就活のお役に立てれば幸いです。

ハシモト

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