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「4か月&独学」で簿記論に合格した新卒1年目社会人①~【基礎固め期】~



こんにちは。あおです。

今回は勉強期間4か月&独学で22年度税理士試験の簿記論に合格することができたので、合格体験記のようなものを書いてみようと思います。

簿記論は合格できない人は何年もかかるといわれている中で、短期間合格ができた理由を最初に書いておきます。

下記内容を見て気になった方はそのまま読み進めていただけると幸いです。


0.勉強を始める前に既に簿記2級を取得していた。(最低限の知識アリ)

1.仕訳を極めることが大前提(基礎問題を飽きるくらいまで解く)

2.予備校の演習問題をメルカリで買う(傾向と対策)

3.勉強計画は思った以上にうまくいかないことを前提として、都度計画を練り直す(いつまでにどの教材を終わらせる。等)

4.予備校の直前対策講座(自宅で解いて答案用紙を提出したら採点してもらえるやつ)に入る

5.自分なりの集計方法・短縮文字を確立する(自分だけがわかればよい)

6.(参考)勉強失敗談(ぜひ反面教師にしてください)


結構長くなりそうなので、何回かに分けたいと思います。

1つの記事でどれだけまとめるかはわかりませんが、
見出しは以下の感じで書いていこうと思います。

(途中で書きたいこと増えたりしたら変わるかもです・・・)


・基礎固め期
・演習期
・テクニック
・筆者のスペック&受験したきっかけ(プロローグ)
 →興味ない方は読み飛ばしてもらって構いません
・スケジュール管理
・問題集の解き方(どの分野の勉強でも役立ちます)
・番外編(ここだけ有料にする予定です)

※本格的に勉強開始したのが4月に入ってからで、8月2日に試験でした。
(厳密には前年の10~11月に少し勉強していたのですが、これについては別記事でお話しします。)


【基礎固め期】


<使用した教材> ★が多いほどおすすめ教材です(最大5個)

・みんなが欲しかったシリーズ(★★★)
・個別問題の解き方(★★★★)
・総合問題の解き方(★★★)
TACの直前対策講座に付属しているトレーニング問題集(★★★★★)
 (一番重宝しました)



簿記論の勉強はみんなが欲しかったシリーズ(★★★)から始めました。

図が豊富に使われていて、説明文もそこまで長くなかったので比較的読みやすかったです。

そして、僕が仕訳を一通り覚えるのに使った教材でもあります。

この教材は「教科書+簡単な復習問題」という構成になっています。
僕は簡単な復習問題を徹底して解きなおししていました。

正直、このテキストの9割くらいの復習問題なら余裕で解ける

ってレベルにしておかないと後々かなり厳しいです。
もっというと、ここで基礎を固めておかないとあとで演習問題を解いても解説を読むだけになってしまいますし、解けなさ過ぎてやる気なくします(笑)


ただ、このテキストはあくまで基礎中の基礎なので大事ではあるものの時間をかけすぎてしまうのもまずいです。

僕は1.5~2か月くらいで4冊の復習問題を9割くらい解けるようにしました。
(多分3~4周は周回していました)



みんなが欲しかったシリーズが終わったら





最低限の基礎固めが終わったら、次は「個別問題の解き方(★★★★)」に着手しました。

この教材は解き方を教えてくれるのはもちろんなのですが、
みんなが欲しかったシリーズよりもいい感じに難易度が上がっていて、勉強の流れとしてかなりうまくいった感じがしました。

ちなみに初見で解けた問題は3割くらいです(笑)

でも解説は結構わかりやすいですし、何より1問ずつ解けるのがよかったですね!

本書の最大の魅力は、テーマごとに問題の解き方のエッセンスがつまっていることです。

みんなが欲しかったシリーズでは基礎を固めてはいたものの、テクニック的な部分についてはほとんど触れられていません。

しかし、個別問題の解き方ではその逆で、基礎をわかっている前提でテクニックをガンガン教えてくれます。

この問題集を何周もすることで試験本番でも使えるテクニックを身に着けることができます。

というか、身につけておかないと時間が足らなくなります!



個別問題の解き方と並行して総合問題の解き方も着手




個別問題の解き方と並行して総合問題の解き方(★★★)も着手しました。

こちらは個別問題の解き方とは違って、問題は合計で5つしかありません。
(基礎・応用、過去問×3だった気がします)

本書では総合問題を解くうえで絶対に取らなければならない問題と、捨てたほうが良い問題を学べます。

また、集計方法などのテクニック系のお話も結構入っているのですが、最終的には自分で総合問題の解き方は確立したつもりなので、「この本のおかげで合格できました!」ってほどではないです(笑)

少し否定的な書き方をしてしまいましたが、総合問題ってそもそもなんだ?って頃に読んだ時には概略をつかめたので、その点はすごい良かったと思います!

ただ、問題数は少ないですし、5つの問題のうちの3つが過去問っていうのも僕としては「せっかくの過去問をまだ全然解けない段階で見たくないのになぁ」って気持ちもあったので★★★にしています。


直前対策講座の付録のはずが簿記論合格のバイブルに





4月の終わりにTACの直前対策講座(5万円のやつ)に入ったのですが、
そのときに付録としてもらった教材です。

ひとこと言わせてください。


直前対策トレーニング(★★★★★)最高すぎます!!!


最高な理由

・圧倒的な問題数
・それに伴う問題の網羅性
・個別問題の解き方よりもさらに難しめの問題がある


この問題集の最大の特徴は何といっても問題数の多さです。

びっくりするくらいたくさんあります。

5月くらいから取り組み始めたのですが、結局試験直前までずっと解いてました。

ただ、問題数が多いということは言い方を変えると試験範囲を網羅しているのです。

直前対策トレーニングを極めれば極めるほど見たことない問題に出会う確率が下がった気がします。

仮に見たことない形式の問題だったとしても、
「多分この単元の話で、問われていることはこれで、ミスしちゃいけないのはこれのことだろうな~」
っていうのが感覚的にわかるようになってきます。

なので僕としては本書がバイブルなのです。

では最初から本書をやりこめばよかったのかというと、そうは思いません。

本書の微妙なポイント

・解説がかなりあっさりめ
→基礎が固まっていない状態だと正直まったく理解できないような解説もチラホラあります(笑)
(1ページに解説を納めないといけないレイアウトになっているので仕方ない部分はありますが、もう少し詳しく解説が書いてあるとよかったです)


ちなみに本書は直前対策講座の申し込みが始まる4月終わり~5月にかけてメルカリとかで単品で売ってます。

例えば大原の似たような講座に申し込む人でも、本書だけ買うっていうのもありなんじゃないかなって思うくらいおすすめです!




もう3,000文字近くになったので、演習期は次回の記事にまとめようと思います(笑)


ではまた!


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