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私は醤油のかかっていないマグロらしい。知らんけど。

仕事終わりの他愛のない雑談に、ライターしか参加していない空間ほど、怖い世界はないんじゃないかと思った。たった2時間足らずの会話を飛び交うフレーズたちはどこ切り取ってもキャッチフレーズみたいになるし、もはや空間すら、題材ごと全部ひっくるめてひとつの立派なランディングページみたいだった。

日常会話でもある文章の中にも、肩をふっとたたかれるような落とし所を探りながら話しているような気になってだけかもしれない。と、一枚も二枚も上級者に出会うといつも肩を落としてしまう。もちろん、こうやって訓練を繰り返すしか、追いつく方法はないのだけれど。



フレームに映る自分に自信がないから、どうすればもっとキレイに、可愛く映ることができるのか。という私の、今日も残念で答えのない、よくわからない喚きに凄腕ライターたちは見捨てずに付き合ってくれた。彼らは、よりハイセンスなフレーズ生み出すだけあって、とんでもなくくだらない話でもきちんとヒアリングするのだと私は思った。誰ひとりさらっと流してしまおうと考えてはいないようだった。





凄腕ライターたちはあまりに可愛くなくても「可愛くない」とは決して口にしない。「スイカは瓜科だけど、きゅうりより美味しいよね!」的なアドバイスをくれる。センスはセンスでも言葉を選ぶ。というセンスは世界でもっと評価されてもいいんじゃないかと思う。
その後も続くキャッチフレーズアドバイスは、ライターそれぞれにカラーがあって、最終的に「どれだけ新鮮で、旨味が詰まりまくったマグロでも醤油がないといまひとつなのと一緒だよ。」という一文で着地した。





とにかくめんどくさがりの私は、とにかくお化粧とやらが面倒で仕方がない。かと言って全部放っておくのもきっと駄目なのだろうと、なら、ベースをある程度、本当に最低限、見れるくらいまでに整えておけばいいんじゃなかろうか。と、お風呂上がりやら、睡眠に時間をかける。ドライヤーで髪を乾かすのもとにかく面倒で仕方がないのだけれど、朝、前髪を整える方が面倒だから、仕方なく。というくらいに面倒で仕方がない。一言で言うと、自分に時間をかけることがあまり得意ではないのだ。あぁ、今日も残念だ。




結局ここに辿り着くのか。と、今日も苦笑いをするしかなくなる。
1番の方法は「恋をすることだぞ!」と、「彼氏を作るのだ!」と仲の良い男友達はそこでもまた口を揃える。そのアドバイスをくれるのは大抵が男友達だから、どうにもこうにも。と私は思うのだけれど。







結論。凄腕ライターたちは「とりあえず、もうちょっとお化粧しなさい。」というスパッといえば一瞬で終わる内容を見事なチームワークとセンスで言い切ったのだ。私の完敗だ。
センスの塊みたいな人たちがチーム組んでしてくれたアドバイスが間違っているはずもなく。この歳になって誰かからアドバイスをいただけるなんて、有難いがすぎる話だ。

そうやって、少しずつでいいから、自分を可愛がってあげましょう。
と、今日はここで。

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