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昨日までもツケも、積み上げも、今日の私になるのだ。

明日着る予定のシャツにアイロンをあてながら思った。「中学の制服がブラウスでよかった。」もし、あの頃、朝毎日起きてブラウスにアイロンをあててから学校へいくことをしていなかったら、三十路をこえてからもきっと、シャツにアイロンをあてることに悪戦苦闘していたに違いない。今現在、料理に悪戦苦闘しているように。

ついでに、気になっていた取れかけのボタンを取り付けたり、生地が柔らかいせいで解けかけているワンピースの隅っこをチクチクと直したりした。糸を二本どりにするのか一本どりか、なみぬいか返しぬいか、素材と目的に応じて自然と選択できるのも、小学校高学年で始めた裁縫の習慣のせいか。と思った。



妹たちと繰り返し飽きもせず続けたシルバニアファミリーの制服やらランドセルは、すべて手作りだった。その理由は既製品のフォルムやカラーがイメージしていたのものと違ったからだ。女の子の赤いランドセルが気に入らなかったし、マジックテープでランドセルの蓋をとめることも気に入らなかった。
最終的にクリーム色のウサギと仔犬とリスの男の子と女の子たちは6名は、インディゴカラーのパチっと音のなるボタンがついたランドセルを、全員お揃いで背負っていた。デニムっぽい生地に白い糸のステッチが、手縫いで入ることが気に入らなくてミシンの使い方を覚えたのもこの頃だった気がする。





2021年の続けたい目標の一つに料理がエントリーしている。これまでの生命維持活動に付随した料理ではなく、”ふくふく”するような食卓を作るというなんともハードルの低そうな目標。昨日のアニメを見て作れるようになりたいと思ったのだ。動機なんて、それくらい簡単がいい。大層になればなる分だけ、自分に過度な期待をして自爆することになるのだから。

今日は早速、ミートソースをフライパンで煮詰めながら、ポテトサラダとズッキーニのマリネを2種類をこしらえて、アスパラガスの炒め物の準備をしたりした。5種類の作り置きたちをローテーションしながら、アレンジしてこの1週間を楽しむのだ。火曜日からはお弁当作りも開始したいところ。

写真に残せるほど上手にできるかどうかは定かではないけれど、ご飯を食べる。を楽しみたいと思う。
もう少し余裕ができたら、ほったらかしにしているアクセサリー作りとか、ドライフラワーたちとかも再開したいところ。


明日の朝ごはんは何にしようか。と思考を巡らせていると部屋の隅っこで、うちに来たときはみんな蕾だった赤とピンクの間くらいのカーネーションが、私がよそ見をしている隙に少しずつ花びらを広げている。

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