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Netflix『ペンションメッツァ』感想。センス極まる癒やし系

Netflixで『ペンションメッツァ』完走。
2021年wowowの連続ドラマ。全7話。
監督:松本佳奈(『きのう何食べた?s2』)


【あらすじ】
長野の別荘地、カラマツ林の中の一軒の家の前に、「ペンションメッツァ」と書かれた看板が控えめに立っている。そのペンションの客室は一室のみで、その家に住むテンコ(小林聡美)はひとりでマイペースに暮らしていた。たまにふらりと現われる客はだいたいがひとり客ばかり。そんな客たちと関わっていくうちにテンコ自身も、自分のありように気付き始める。

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【感想】
言ってみれば荻上直子監督系のあれなんだけど撮影も美術も音楽もすべてずば抜けてセンスが良くて、静かで、少ないセリフの中身にも納得できて。久しぶりに気持ち良いジャンル映画だった。

小林聡美が一人でやってる森の中のペンション。そこに訪れる毎回ちょっと訳ありな宿泊客たち。1話がいきなり役所広司で引き込まれる。その後も石橋静河、板谷由夏、伊藤健太郎、三浦透子などなどの皆さんが、抑えた演出で魅せる魅せる。

アートディレクターとクレジットに出てくる大島依提亜 @ideaoshima さんはカッコイイ映画パンフは全部この人!と宇多丸さんがいつも言ってる人。タイトルバックやドラマ中に出てくるロゴとかエンディングのタイポとか、イチイチちゃんとしてて(通常は「ちゃんとしていない」ところが気になる訳だが)すんなり観れることへのデザインの貢献度を改めて感じた。

エンディングのスチール写真を高橋ヨーコ @yoko1970 さんが撮っていて、これがまた…ドラマ全体の印象を最後に文字通り焼き付けるような役割を担ってる。写真集欲しくなるな…。

フードスタイリングは毎回感心してしまう飯島奈美 @iijimanamioffice さん、主役の小林聡美さんの靴はNAOT @naotjapan さんが提供していました。

ああさらっとメモするつもりだったのに、こうやって見直してみると、まだ書き忘れていることがありそう。

wowowがこうやってNetflix・アマプラに今後ドラマを提供してくれるようになったのは本当に嬉しいです。また楽しみが増えてしまった。松本佳奈監督は野木亜紀子のwowowドラマ『フェンス』もやってる人!

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