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「ちゃんとつまずいて、こぼれたことばこそが魅力的である」

ずーっと頭の中に残っていて、最近、あらゆるところで
伝えまくっている「ことば」がある。

立派なことや、正しいことよりも
ちゃんとつまずいて、こぼれ落ちた「ことば」の方が魅力的である

フォーラム「ことばを楽しむ、ことばでつながる」から

先月、司会としてご一緒させていただいた
文字活字文化推進機構のフォーラム
「ことばを楽しむ、ことばでつながる」の中で
鴻上尚史さんが、山根基世さんとの対談でおっしゃったこと。

もう衝撃的過ぎて、舞台の横で「うーん」と唸りながら
必死に書き留めた。

毎度、お伝えしていることだが、アナウンサーになりたての頃
大ベテランキャスターから
「お前が出ると、チャンネルが変わる音がする」とまで
言わしめたダメアナだった私。

当時を思い返せば、「正しいこと」を探して
間違えないように、「立派に」見えるようにだけを
考えていたんだと思う。
それは、意識的にしていたというより
無意識に「そうでなくてはならない」と
思い込んでいたのだけれど・・・

ま、いずれにしても
そりゃあ、伝わらないわ(笑)

でね。

私が鴻上さんのフレーズで、ここが大事!だと
考えているのは

「ちゃんとつまずいて」である。

ただ、こぼれ落ちればいいわけではなく
必死に考えて、必死に練り上げて
必死に伝えたいと思って、思って、思って
そこで「こぼれたことば」が魅力的なのだ。

それがなくって、ただこぼれ落ちたものは
ただの「落としもの」に過ぎない。

「1日1note」を宣言したものの
毎日、ここに書くことは、たやすくはない。
現に、ここ数日はサボってしまった💦

だけど、ちゃんとつまずくためには
失敗を恐れずに、場数を踏んで
ことばを繰り出し続けることが大事なのだと
教えて頂いたからには
何とかして、絞り出さなくては
「ことばのプロ」なんて、恥ずかしくて書けない。

だから、私は、今日も何とか書く!

こぼれおちるうまみを、ギュッと凝縮させるためにもね。


鴻上さんと山根さんの対談は
ぜひ、ご覧いただきたい珠玉のフレーズばかり!


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