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中学生の悩み「できない自分を知られたくない」【ミッケルアートキッズ版】

以下は、ミッケルアート開発メンバーと話し合っていた際の議論です。福祉系で働く皆様の「気づき」に繋がれば幸いです。 このメンバーは、中学校教諭一種免許、中学の教員免許、高校教諭一種免許、特別支援学校教諭、児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーター、SSTスペシャリストを取得しています。

● 中学生の悩み「できない自分を知られたくない」

 
 授業の始めに5分間の小テストを行っていました。基礎問題から少し難しいといった順に作ってあり、正直最初の2問は確実にできてもらわなければならないものでした。私は机間巡視の際、Aさんのプリントを見ていましたが、ほぼ空白で悩んでいる雰囲気を出していました。
 
 解説をしながら答え合わせをしているAさんの様子を見ると一生懸命聞きながら書いている様子がありました。後ろから小テストを回収してもらうとAさんのプリントの最初の方は丸(正解)がうたれているのです。
 
 それが何日か続いたので、呼び出し「自分に嘘をつかなくていんだよ。自分のためにならないから。」と告げると、ハッとした顔になり「はい」と言ってその場を去りました。次から赤で×をつけ解説を移す姿がありました。
 
 Aさんは普段明るくて親切心もある子です。そのせいか、周りの子に自分ができないことを知られたくないといった様子だったのです。
 
 これはAさんだけでなく、いろんな子が抱えている悩みです。勉強ができない。勉強しても結果に表れない。裏の自分を知られたくないと感じる子はたくさんいました。発達障害を抱えると思われる子たちは特にここで悩んでいたように思います。
 
 日々私たちはこのような議論を通じて、社会課題に目を向け、課題解決に導くためのアートの開発を目指しています。
皆様の気づきに繋がれば幸いです。

ミッケルアートキッズ版はこちら
https://www.mikkelart.com/kids

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