見出し画像

episode2: 4000回目の歓喜(2019年4月7日)

 いつもJR南武線のとある駅から1時間半程度かけてハマスタに向かっています。特に野球が好きでない人に話すと結構驚かれたり、近い球場にいけばいいじゃん、と返ってきたりしますが、私はこの時間が意外と好きです。
好きな場所に、好きなチームを、好きな野球を観に行く。日常にふと現れる「旅」のような気がして。
 さすがに私の最寄り駅あたりからベイスターズのユニフォームを着ている人は少ないですが、それでもちらほら見かけるから驚き。武蔵溝ノ口駅をすぎるころには増え始め、京浜東北線に乗り継ぐとかなり多くなり、電車内も高揚感に満ちていてまた良いです。

 試合開始の1時間くらい前、JR関内駅に到着。駅構内には、4月13日(土)14日(日)に開催される「70th ANNIVERSARY GAME」のポスターがお目見えしていました。手書きの映画看板っぽくていいですね。下関の試合は残念ながら雨天中止(現地に行っていました・・)でしたが、せっかくの機会ですので晴天に恵まれてほしいです、港町には太陽がよく似合う!

 ボールパークコーヒーとブリトーを携えて、さわやかな、というには少し日差しの厳しいウィング席上段へ。スタジアムの熱気もたちのぼってきます。1勝1敗でむかえた、ジャイアンツ戦。何としてもカード勝ち越して良いムードでいきたいところ、井納がどのくらい引っ張ってくれるか。
 2回、フォアボールのロペス、伊藤光を塁上に置き、大和のレフトへのタイムリーヒットで2点先制。今シーズンは下位打線でも点が獲れているのが強いです。
 3回には、先頭の神里が2塁打で出塁。柴田が送りバントできっちり進め、ソトは凡退したものの、筒香のライトへのタイムリーヒットで3点目。
 5回にジャイアンツに1点を返されますが、その裏、神里がライト前ヒットで出塁すると、盗塁に成功。柴田はフォアボールを選び、むかえたソトの打席で、畠がまさかのけん制悪送球で4点目。ソトがレフトにヒットを放ち5点目。その後は、三上、エスコバー、三嶋、最後は山﨑とつないで、ゲームセット。見事カード勝ち越しを決めてくれました。ヒーローインタビューに選ばれたのは、5回1失点でゲームを作ってくれた井納と先制タイムリーの大和でした。大和の貫禄ある受け答えが印象的でした。

 そしてこの勝利がなんと球団創設4000勝目。全然知らなかった(笑)
ヒーローインタビュー後には、素晴らしいムービーが用意されていました。
この辺のコンテンツをしっかり作り込んでくれるのは毎度のことながら感心してしまいますし、うれしいですね。通算4000勝4970敗290分け。1000近くも負け越してるんですね。でも、時代は流れど、オーナーや名称が変われど、今に至って、何かをきっかけにこの球団が好きになり、根づいて、文化になってきたんだなと思うと感慨深いです。下関に行った際、「大洋ホエールズ、根強く人気なんですよ」と耳にしたことをふと思い出しました。
 今後も勝ちも負けも積み上げていく姿をみつづけていきたいなと強く思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?