note用取扱説明書

取扱説明書をつくろう

とりあつかい‐せつめいしょ【取扱説明書】
機械・道具・アプリケーションなどの使用説明書。手引き書。マニュアル。取り説。
(『デジタル大辞泉』第二版,小学館,2012.)

この度は本noteをご覧いただき、まことにありがとうございます。

本noteの目的は、自分の「取扱説明書」をつくることです。
1ページめとなるこの記事では、その「取扱説明書」のアウトラインを設定してみようと思います。

改めまして、はじめまして。
田端はしたと申します。
「たばた」と書いて「たばし」と読む、ちょっと面倒なHNですが、よろしくお願いします。



1.本"製品"の特徴

こちらの"製品"には「ADHD」と「双極性障害」という特徴があります。

①ADHD

本"製品"の場合、以下のような特性が顕著です。

・思考の多動("ひとりマジカルバナナ"と呼んでいます)
・目についたものにすぐ注意をとられる
・相手の反応を気にせず、自分が話したいことを一方的に話してしまう
・極度に熱しやすく、冷めやすい
・スケジュール管理が苦手
・整理整頓が苦手で、忘れ物が多い
・他人の指示に集中できず、思い込みで行動してしまう
・衝動性が高く、よく考えることなく行動したり、他人に感情を表出してしまう

②双極性障害

本"製品"の場合、以下のような特性が顕著です。
まず前提として、躁状態と抑うつ状態を2週間〜3週間周期で繰り返します。

【躁状態のとき】
・思考の多動と注意の分散が加速し、目についたものすべてを処理したくなる
・そのすべてを処理できる気分になっているので、他人も巻き込みながら予定を組みまくる
・苦手なことが一時的に"できる"ようになる
・疲れを感じず、常に達成感と多幸感がある

【抑うつ状態のとき】
・朝布団から出るのが困難になり、とにかく体が動かない
・常にぼーっとしていて、何に対してもやる気が出ない
・好きなことにも集中できず、楽しみを感じられない
・他人と関わるのが面倒で、連絡が取れなくなる

③その他
ADHDと双極性障害の相乗効果で表出する困りごとや、ASDの特性に分類されるようなものもあります。

・他人の話を言葉通りにしか捉えられない
・先延ばし癖がある
・ 異常なほどにメール等の連絡が苦手
・空気が読めず、思ったことを素直に口に出してしまう
・嫌なことをされるより、嘘をつかれることを何より不快に思う

これらの特性により、壁にぶつかりやすく不具合も多いですが、現在でもなんとか稼働しています。


2.基本"操作"

大学に通って勉強をしたり、非正規でお仕事をしたりします。
思考の多動や注意があちこちにいく特性が作用して、ボランティアやイベントにもよく参加します。
ひとつのことを長く続けるのは得意ではないので、一度体験したらだいたい満足して辞めてしまいます。


3.サポートサービス

①通院・服薬
数年前にADHDと双極性障害の診断を受けて以来、心療内科への通院と服薬を続けています。
集中力を高める作用の薬と、気分の波を抑える薬を常用して、頓服で抗不安薬を飲んでいます。
思うところがあり、最近転院しました。

②カウンセリング
初めて心療内科を訪れる前から、大学のカウンセリングルームを利用していました。
医療機関と同様に、専門家との相性によって作用が大きく左右されるし、うまく"利用"しないとこちらの不具合を増幅させてしまうものだと思います。

③家族・友人など周囲の人々
実家を離れてルームシェアをしています。
ルームメイトは非常に理解があり、"できない"ことを共有してサポートしてくれます。

友人たちの対応も日々の支えになっています。
ある人は詳しく"仕様"を聞いて、関係構築のためにいっしょに考えてくれます。
またある人は、ふだんは特別扱いせず、困ったときになれば「どうしたの?」と気にかけてくれます。
どちらの対応も心地よく、嬉しいものです。

大学の先生方にはアウティングをして、研究室の中で合理的配慮を受けています。
残念ながら、大学全体のシステムとして、現在利用できるサポートはありません。

職場の方々にはアウティングしていませんが、「持病がある」と伝えて配慮してもらっています。
特殊な職種で非正規ということもあり、柔軟にお休みをいただけるのがありがたいです。


4."故障"かな?と思ったら

本"製品"は大変不具合を起こしやすいです。
そんなとき、現在は以下のような対応をします。

【躁状態のとき】
・基本的にできることはないので、暴走が止まるまで走り続けます
・Twitterなどで躁状態であることを表明すると、周囲の人がストッパーになってくれることもあります

【抑うつ状態のとき】
・とにかく動けないので、横になっていることが多いです
・落ち込んだ気分で余計なことを考えがちなので、無心になれるようなパズルゲームで気を紛らわせたりします
・気力があれば、家の外に出て位置情報ゲームで遊びます

※何よりも大切なのは、今どちらの状態にあるのかを自覚することです。
自覚したところでどうすることもできない場合も多いですが、何が起きているのかわからないという不安は軽減されます。
また、その状態を他人に伝えられれば、回復のための手助けをしてもらえることもあります。

5.終わりに

長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。

本noteの目的は、上記のような自分の「取扱説明書」の内容を充実させることです。
そのために、過去にぶつかった壁、現在の困り感や考えていること、日々の様子を文字にして振り返ってみようと思います。

文章を書く習慣がないため、言いたいことをうまく伝えられないかもしれません。
また、非常に飽きっぽいので、どれだけこの「取扱説明書」のページを増やしていけるかわかりません。

それでもまずは始めてみようと思いますので、お付き合いいただけましたら幸いです。


※ヘッダー画像は「紺色らいおんさんによる写真ACからの写真」をお借りしました                            


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