坂本龍一について

ネフリで坂本龍一の2018ライブを見た。一言で言うとピアノを鍵盤だけでなく中のむき出しになったところを使った現代音楽要素が満載だった。それはとどのつまりバッハ、ドビュッシーの系列からジョン・ケージ、ライヒなどの要素を加えた新たな現代音楽と言えよう。そういった実験的音楽を観客を呼んで演奏出来ることが可能なのはニューヨーク在住であることと映画音楽で世界的な巨匠として認められたからに他ならない。これは日本人の音楽家としては唯一無二であり、他の音楽家たちの追随も許さない。またときにはグールド的要素も垣間みられそれを考えた時に改めてYMOでやったというプロセスでしか日本では語られない坂本龍一の真髄を日本人の多くが理解できてない事実が浮かびあがる。

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